＜昨日の続き＞
＜アジア某国にキックボクシングの修行に来てて、有名ボクサーと連日
ボクシングスパーやらされたＡは、一週間経った時、明らかに様子が
おかしくなった。仲間の日本人キックボクサーが急遽病院に連れて行った。＞
結論から言うと、Ａがその後意識を取り戻すことはなかった。
Ａはアジアの地で帰らぬ人となった。
ジムの人間は、責任から逃れるため、知らぬ存ぜぬを押し通して、
遺族への連絡やら葬式やら死亡手続きやらを一切しなかった。
仲間のキックボクサー達でそれら全てを行った。
遺骨を飛行機で日本に持ち帰るのにまた手続きが大変だったとか言ってたかな。
で、本題。
どの国の人間でも多少はそうだが、特に今の日本人はハートが弱いと感じる。
アウェイに弱い。
日本人ボクサーの海外世界挑戦連続失敗回数は、３０回くらいか？
・・・・そのうちの一敗は俺がつけてしまったものだが・・・。
それに対し、日本に来る外国人のたくましさよ。
堂々乗り込んできて、ベルトを意気揚々と持ち帰ったりするじゃんか。
もちろん日本の方がスポンサーも付きやすくだから世界戦のような大きい
興行が打ちやすいってのはあるにせよ。
世界やったら取れそうなボクサーにはお金出してチャンピオン呼んで来る人や企業が
ついたりもしやすいという事情はあるんだけど。
それにしても、海外で弱い。
本番に弱い。
ハートが弱い。
そう感じる。
アジアの人間は、ハングリーだからハートが強くなる。
だったらそれを真似てみればいいじゃんか。
アウェイでやればいい。
あえてアウェイに身を置いてみればいい。
海外で試合やれりゃそれが一番かもしれないけど。
実際試合やるなら見たい人もいるし見せたい人もいるし。
じゃ、どうするか。
スパーしてくるのさ。
身一つで海外に行き、そこのジムでやらせてもらう。
行きゃ分かるよ。
やりゃ分かるよ。
たぶん最初は萎縮して堅くなっちゃう。
雰囲気に飲まれる。
リングもセコンドも回りも、みんな敵だったら、そうなる。
そこだ。
そこで自分の本領発揮できるかどうか。
そこが勝負の分かれ目だ。
以前タイによく行ってた時、行くたんびに現地のジムに行きスパーしてきた。
メキシコでもやったし、アメリカでもやった。もちろんフィリピンでも。
当時日本ランカーだったり。
やられても誰も助けちゃくれない。
全て自己責任。
・・・まぁ、それなりの自信もあったから行ってたんだが。
ただ、そのおかげでハートは鍛えられた。
周りが何だろうと、実力を発揮できるようになった。
その経験は、一昨年のウクライナでも間違いなく活きた。
一人で乗り込んでやった経験があれば、セコンドがいてその他のスタッフがいて、
応援にまで駆けつけてくれる人がいたら、もう全然問題はなかった。
残念ながら実力のなさで勝利を得ることはかなわなかったが。
少なくとも実力を出せずに終わった、なんてことはなかった。
色んな方法があると思うが、俺が提唱できるのは。
海外に行け。武者修行をして来い。
そういうこと。
・・ただ、危険も伴うよと。
やるなら全て自己責任でやれよと。
だから最初の話もした。
あれは俺が直接の証人ではないが、複数の証言があったことは俺も確認してる。
少し話はそれるが、だから出稽古なんかもバンバン行けばいい。
ジム同士の関係もあるので、選手が勝手に行ってはいけないが。
選手同士が友達でも、ジムの会長やマネージャーに話を通してもらわなきゃいけない。
海外修行とまではいかないが、アウェイの雰囲気は充分に味わえる。
アウェイの中でやる練習をしておくのだ。
誰もが認めるホープと言える存在なら、そんなことはしなくてもいいかもしれない。
でも俺のような思いクラスでかつたたき上げの人間が本気で世界狙おうと考えるなら。
敵地挑戦も全く厭わない気概がなくてはならない。
そうとは言わずとも、自分のハートを本当に強くしたいのならば。
アウェイでやることを強くお勧めする。
ちなみに、ある程度名前が知られてくると、よそのジムからパートナーに呼ばれることもある。
そんな時は、もちろん大チャンスだ。
パートナー呼ぶような選手はやっぱりチャンピオンクラスかそれに匹敵するホープで、
そこから学べるものも多いし、基本的に自分より強いと思えば、それは敵地で
チャンピオンに挑戦するのとすごく似た状況でもある。
それだけでも御の字なのに、日当までもらえちゃったりするから、バイトなんか入ってる場合じゃない。
それでまた知り合い広がったりもするしね。
で話を戻して、武者修行がメインということで。
日本が寒すぎるというのもあるし。
試合が直近にはないというのもあり。
かと言ってずっと同じ環境で練習しててもやはりどこか無意識にでもだれがちというのもあり。
今しかできないし。
もちろん気分転換も兼ねて。
久々に行ってきます。
単独海外武者修行。
今回はフィリピン。
以前内藤さん達と行った、セブにあるジムと、今回帝拳にパートナーで呼ばれてる
アドニスに聞いたマニラのジム。
一週間ちょいずつかな。
来週月曜、７日出発。帰国は２５日。
ガッチリ鍛えてきます。
マッサージなんかもたっぷりしちゃって。
向こうの練習方法なんかも研究してあわよくば盗んでこよう。
一皮むいて来るぞ。
楽しみだ！
＜アジア某国にキックボクシングの修行に来てて、有名ボクサーと連日
ボクシングスパーやらされたＡは、一週間経った時、明らかに様子が
おかしくなった。仲間の日本人キックボクサーが急遽病院に連れて行った。＞
結論から言うと、Ａがその後意識を取り戻すことはなかった。
Ａはアジアの地で帰らぬ人となった。
ジムの人間は、責任から逃れるため、知らぬ存ぜぬを押し通して、
遺族への連絡やら葬式やら死亡手続きやらを一切しなかった。
仲間のキックボクサー達でそれら全てを行った。
遺骨を飛行機で日本に持ち帰るのにまた手続きが大変だったとか言ってたかな。
で、本題。
どの国の人間でも多少はそうだが、特に今の日本人はハートが弱いと感じる。
アウェイに弱い。
日本人ボクサーの海外世界挑戦連続失敗回数は、３０回くらいか？
・・・・そのうちの一敗は俺がつけてしまったものだが・・・。
それに対し、日本に来る外国人のたくましさよ。
堂々乗り込んできて、ベルトを意気揚々と持ち帰ったりするじゃんか。
もちろん日本の方がスポンサーも付きやすくだから世界戦のような大きい
興行が打ちやすいってのはあるにせよ。
世界やったら取れそうなボクサーにはお金出してチャンピオン呼んで来る人や企業が
ついたりもしやすいという事情はあるんだけど。
それにしても、海外で弱い。
本番に弱い。
ハートが弱い。
そう感じる。
アジアの人間は、ハングリーだからハートが強くなる。
だったらそれを真似てみればいいじゃんか。
アウェイでやればいい。
あえてアウェイに身を置いてみればいい。
海外で試合やれりゃそれが一番かもしれないけど。
実際試合やるなら見たい人もいるし見せたい人もいるし。
じゃ、どうするか。
スパーしてくるのさ。
身一つで海外に行き、そこのジムでやらせてもらう。
行きゃ分かるよ。
やりゃ分かるよ。
たぶん最初は萎縮して堅くなっちゃう。
雰囲気に飲まれる。
リングもセコンドも回りも、みんな敵だったら、そうなる。
そこだ。
そこで自分の本領発揮できるかどうか。
そこが勝負の分かれ目だ。
以前タイによく行ってた時、行くたんびに現地のジムに行きスパーしてきた。
メキシコでもやったし、アメリカでもやった。もちろんフィリピンでも。
当時日本ランカーだったり。
やられても誰も助けちゃくれない。
全て自己責任。
・・・まぁ、それなりの自信もあったから行ってたんだが。
ただ、そのおかげでハートは鍛えられた。
周りが何だろうと、実力を発揮できるようになった。
その経験は、一昨年のウクライナでも間違いなく活きた。
一人で乗り込んでやった経験があれば、セコンドがいてその他のスタッフがいて、
応援にまで駆けつけてくれる人がいたら、もう全然問題はなかった。
残念ながら実力のなさで勝利を得ることはかなわなかったが。
少なくとも実力を出せずに終わった、なんてことはなかった。
色んな方法があると思うが、俺が提唱できるのは。
海外に行け。武者修行をして来い。
そういうこと。
・・ただ、危険も伴うよと。
やるなら全て自己責任でやれよと。
だから最初の話もした。
あれは俺が直接の証人ではないが、複数の証言があったことは俺も確認してる。
少し話はそれるが、だから出稽古なんかもバンバン行けばいい。
ジム同士の関係もあるので、選手が勝手に行ってはいけないが。
選手同士が友達でも、ジムの会長やマネージャーに話を通してもらわなきゃいけない。
海外修行とまではいかないが、アウェイの雰囲気は充分に味わえる。
アウェイの中でやる練習をしておくのだ。
誰もが認めるホープと言える存在なら、そんなことはしなくてもいいかもしれない。
でも俺のような思いクラスでかつたたき上げの人間が本気で世界狙おうと考えるなら。
敵地挑戦も全く厭わない気概がなくてはならない。
そうとは言わずとも、自分のハートを本当に強くしたいのならば。
アウェイでやることを強くお勧めする。
ちなみに、ある程度名前が知られてくると、よそのジムからパートナーに呼ばれることもある。
そんな時は、もちろん大チャンスだ。
パートナー呼ぶような選手はやっぱりチャンピオンクラスかそれに匹敵するホープで、
そこから学べるものも多いし、基本的に自分より強いと思えば、それは敵地で
チャンピオンに挑戦するのとすごく似た状況でもある。
それだけでも御の字なのに、日当までもらえちゃったりするから、バイトなんか入ってる場合じゃない。
それでまた知り合い広がったりもするしね。
で話を戻して、武者修行がメインということで。
日本が寒すぎるというのもあるし。
試合が直近にはないというのもあり。
かと言ってずっと同じ環境で練習しててもやはりどこか無意識にでもだれがちというのもあり。
今しかできないし。
もちろん気分転換も兼ねて。
久々に行ってきます。
単独海外武者修行。
今回はフィリピン。
以前内藤さん達と行った、セブにあるジムと、今回帝拳にパートナーで呼ばれてる
アドニスに聞いたマニラのジム。
一週間ちょいずつかな。
来週月曜、７日出発。帰国は２５日。
ガッチリ鍛えてきます。
マッサージなんかもたっぷりしちゃって。
向こうの練習方法なんかも研究してあわよくば盗んでこよう。
一皮むいて来るぞ。
楽しみだ！