蝶の調査が仕事になった。

僕は亡き蝶の師匠に出会い、たくさんの事を教わったのですが、まず身近なちょうちょを標本にしてみなさい。というのを言って頂き、素直に実施しました。

身近にもたくさんの蝶がいて、

四季折々、見られる蝶が違っていて、

平地、山地、日向、日陰、様々な環境によって棲み分けしている蝶がいて、

楽しくて、一つ一つ覚えていきました。


そして、昆虫博士の宮武頼夫さんから、蝶のトランセクト法(ルートセンサス法)を教わりました。

特定の場所にルートを決めて、そこを歩き、確認した蝶の種類と数を記録するという調査です。

それらを約10年、コツコツ継続してきました。

毎年、同じ四季はなくて、毎回、どんなちょうちょが現れるか?!今でもワクワク、楽しくて、続けられています。

そんな、蝶の調査。

ある団体から、仕事として、蝶の調査を定期的に実施できませんか?!というお話を頂きました。

繋いでくださった方は、ちょっと遠いし、謝金も多くないので断っても良いですよ。とのことでしたが。

僕にとっては、お金以上に嬉しいご依頼で、即答でお引き受けさせて頂きました。

僕は、大学で蝶の研究をしていた訳でもなく、幼少期からずっと蝶を見てきた訳でもないのですが、師匠やたくさんの昆虫仲間の方々と出会い、教わってきました。

今があるのは皆さんのおかげです。

まだまだ未熟者ですが、だから、今回のご依頼も、嬉しさと恐縮で、身が引き締まる思いです。

僕にとって、本当に、大きな、大きな一歩です。

また一つ成長できる機会を頂き、感謝です。