さぁ、オオムラサキは、エノキの葉を食べ、すくすく育っています
前回、今年初の越冬幼虫が脱皮をしたことを報告したのですが、その後も続々と脱皮をし、成長しています
幼虫は、長い越冬を終えて、モリモリとエノキの葉を食べて成長しています
脱皮をする前の幼虫は、首が据えた様な姿になります
枯葉と同じ茶色だった越冬幼虫は、脱皮をし、緑色の葉と合わせて姿を緑色に変えるのです
これが擬態です
枯葉に似せる、新緑の葉に似せる
生き延びるのに必死なんですね
脱皮をしたばかりの幼虫はまだ、しわしわな体ですが、エノキの葉を食べて、ふっくらした姿になります
そして、オオムラサキとゴマダラチョウを比較
越冬段階では、見た目は似ているのですが
越冬後、脱皮すると一目でわかるようになります
これも不思議ですよね
左:ゴマダラチョウ 右:オオムラサキ
さてここから飼育で、問題が発生します
白いのが新葉に付いた、エノキワタアブラムシ
木に網掛けして、オオムラサキを鳥などの天敵から守ると、中のエノキワタアブラムシも天敵から守ることになります
そして大発生するのです
この増殖を押さえる為に、殺虫剤などは使えないので、使うのがアブラムシを捕食するテントウムシです
いわゆる生物農薬です
テントウムシを網内へ投入し、エノキワタアブラムシを食べてもらうのです
これからの作業は、日々エノキに掛けた網を確認し、成長具合や鳥が入っていないかを見て回り、テントウムシを投入するのです
地道な作業が続きます
塵も詰まれば山となる!!