都内でもひさしぶりに
雪が積もった、1月。
まだまだ寒い日がつづくからこそ、
佐々木圭一が”熱”を感じた
1月の伝え方ベスト3をご紹介します。
第3位
アメリカの第46代大統領に選ばれた
ジョー・バイデン氏。
前大統領、トランプ氏の抵抗を受けつづけた末に
ようやく迎えた就任の日、
ホワイトハウスで
記者団にこう話しました。
「ぐずぐずしている
時間はない。
すぐに仕事に
取りかかる。」
そのコトバどおり、
初日だけで15の大統領令に署名！
国民のために
全力で公務にとりくむ姿勢を
見せました。
また、同日の就任式では
「私はすべての国民の大統領になると誓う。
私を支持してくれた人だけでなく、
支持しなかった人のためにも
同じように懸命に闘う」
と語り、分断を終わらせる
一国のリーダーとしての
気概も感じさせました。
今後のバイデン政権に、
ますます注目です。
出典：讀賣新聞オンライン
第2位
子どもたちが工夫して作った
プラモデルを見せ合う
「こどもプラモコンテスト21」。
参加作品がSNS上で紹介されると、
残念なことに、
「どうせ親が作ったんだろ」
という誹謗中傷が寄せられる事態に。
そんなとき、主催者が子どもたちに向けて
発表した声明文が話題となりました。
「みなさんの、
プラモデルを作ったり
好きな色にするのが
楽しいその気持ちと、
作ったプラモデルを
みんなにじまんする場所は、
おじさんが
必ず守ります。」
ヒーローのように頼もしく、あたたかいコトバ。
子どもの目線に立った伝え方が、
心に響きますよね。
声明文を読んだ保護者たちからは、
賛同のコメントが立てつづけに
寄せられたそう。
心のゆとりを失いがちな今だからこそ、
私たちも
“おじさん”のように前向きな
コトバを使っていきたいものです。
出典：withnews
第1位
年始の風物詩「箱根駅伝」。
今年は最終10区で
トップが入れ替わるという
逆転劇があり、
大いに盛り上がりました。
ドラマチックなレース展開とともに
話題となったのが、
駒澤大学 大八木監督が後方車から
叫ぶコトバの数々。
「倒れてもいいから
そのくらいの覚悟で走り抜け！」
など強烈なフレーズぞろいです。
その中でも、以前の大会ではあるのですが、
まさに、今回の優勝につながった、
大八木監督の意思をあらわしたひと言があります。
「白バイを抜け！」
「思いっきり走れ！」
と意味は同じなのですが、
選手の背中を押す勢いが
強烈！！！
こう言われた選手は、本気でそれをめざして
加速できたひと言だったと思います。
今年の見事な逆転優勝は、
監督によるコトバのジェットエンジンが
決め手になったのでしょう。
出典：日本テレビ系『箱根駅伝』
ほかにもたくさんのステキな伝え方が
あったのでご紹介します。
「“2位で悔しい”と思えるチームになった」
（日本テレビ 森圭介アナウンサー
フィニッシュ地点の実況において。
往路優勝するも
総合では2位となった創価大に向けて）
出典：日本テレビ系『第９７回箱根駅伝』
「子どもを産むのに、順番待ちが必要って何？」
（新垣結衣さん演じるみくりが
産休取得のむずかしさを知り一言。）
出典：TBS「逃げるは恥だが役に立つ
ガンバレ人類！新春スペシャル！！」
「2文字に抗いたい。」
（サッカー元日本代表 中山雅史さん
選手として所属していたクラブを退団し、
ジュビロ磐田のコーチに就任。
番組に登場も、「引退」の2文字は決して使わず）
出典：テレ朝news
「黙食にご協力ください」
（福岡市のカレー店POP
飛沫感染予防に向け、
食事中の会話をなくす呼びかけ）
出典：withnews
以上、佐々木圭一が独断と偏見で選んだ
1月の伝え方ベスト３でした。
今月はどんな素敵なコトバに出会えるでしょうか。
みなさんも体調に気をつけつつ、注目してみてください。
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