「伝え方グランプリ2020」発表です!
今年で4年目の「伝え方グランプリ」
今年は、佐々木が選んだ伝え方を、
一般の方々にTwitterにて投票していただき、決定しました。
どうしても暗くなりがちな2020年を、
ぽっと明るくするような、陽だまりのようなコトバたち。
来年が明るいコトバであふれるよう、願っています。
第3位
東邦高校野球部 林泰成主将/ 夏の甲子園中止に対して語ったコトバ
「甲子園と引き換えに助かった命もあるんだ」
新型コロナウイルスの影響で、夏の甲子園が中止になりました。
青春をかけて、厳しい練習をしてきた球児にとって、
試合に負けるよりもくやしい夏だったのはないでしょうか。
そんな中、林泰成主将のコトバが胸を打ちました。
「どうしても悔しさがこみ上げてくるときは、
甲子園と引き換えに助かった命もあるんだと、
最近はそう思うようにしています」
じーんと来ますよね。主将としてチームを率いた彼は、
甲子園はなくなったけど、「助けられた命がある」。
そう思うことで、やり場のない気持ちを、ポジティブ変換させました。
くやしさと、優しさが入り乱れた伝え方でした。
来年は、球場にいる彼らを絶対見たいですよね。
第2位
味の素公式Twitter /冷凍餃子論争に意見したコトバ
「冷凍餃子を使うことは『手抜き』ではなく『手“間”抜き』ですよ!」
今年8月、Twitterである論争が巻きおこりました。
きっかけは、ある女性が夜ご飯に冷凍餃子を出したところ、
夫が「手抜き」と言ったとの投稿。
「文句を言うなら自分で作れ」などと賛否がうずまき、
「冷凍餃子」「手抜き」がトレンドワードに入りました。
この論争に対し、「味の素冷凍食品」公式アカウントが、こう発信しました。
「冷凍餃子を使うことは『手抜き』
ではなく『手“間”抜き』ですよ!」
「手抜き」を、「手間抜き」と、たった一文字加えるだけで、
ネガティブをポジティブに変える素敵な伝え方。
家庭で餃子の下ごしらえをするかわりに、企業が野菜を切って、
お肉をこねて、皮に餡を包んでと工程をていねいに準備してくれている。
それなら「手抜き料理」じゃないですよね。
ごはんをつくる人の味方としての伝え方は「さすが」の一言でした。
第1位
中居正広さん/独立会見でのコトバ。
「後悔とわかっていても、飛び込まないといけない瞬間」
タレントの中居正広さんが、今年3月いっぱいで
ジャニーズ事務所を独立されました。
独立会見ではユーモアを交えながら、
会見までもエンターテイメントにしてしまう、
中居さんのずば抜けた人間力も感じました。
そんな中居さんの人生哲学が凝縮されていたのが、このコトバ。
「後悔とわかっていても、飛び込まないと
いけない瞬間が人生には
あってもいいんじゃないか」
安定的な事務所を離れるのは、
タレントとしては“正しい”道ではないかもしれない。
それでも、自分の心を信じ、1人だけで、新たなフィールドへとびこむ。
そのコトバには、心おどる興奮にも似た感情までも感じられます。
10位〜4位は
ダイヤモンドオンラインで公開しています!