新元号発表のお祭り騒ぎから

始まった4月。

 

 

平成のクライマックスにふさわしく、

今月はいつも以上に素敵な伝え方に

出会えました。

 

 

そこで

平成最後のとくべつ拡大版!

佐々木圭一がとくに素晴らしいと感じた

「伝え方ベスト5」をご紹介します。

 

 

第5位

スターと呼ばれる人は

自分なりの人生哲学を持ち

それを伝える能力に長けた人が

多いようです。

 

 

世界的歌手のビヨンセさんも

そのひとり。

 

 

「私はギャンブルが

好きではないけれど、

もし1つだけ進んで

何かに賭けるとするなら、

それは自分自身よ」

 

 

うーん、カッコイイ!!

そして伝え方もお見事。

 

 

「ギャンブル」の話から

話題を一気に「生き方」の話へ引き上げ

聞き手に勇気さえ与えるスゴ技です。

 

 

スターのコトバからも

伝え方の技術を盗んでみてください。

 

出典:VOGUE JAPAN

 

 

 

第4位

史上最年少でノーベル平和賞を受賞した

マララ・ユスフザイさんが初来日しました。

 

 

困難に屈せず

女子教育の大切さを世界に訴えてきた

マララさん。

 

 

そんな彼女を育てた

父のジアウディンさんのコトバにも

世界を変える力を感じました。

 

 

「人口の半分を占める

女性たちのちからを

信じていないのなら、

その国は片方の翼で

飛んでいるようなものです。」

 

 

つまり、

女性が能力を発揮できない国に

未来はないということ。

 

 

どの国にもあてはまる真実を

誰にでもわかるよう例えた

伝え方も秀逸です。

人々の胸に刻まれる名言だと思います。

 

出典:PRESIDENT WOMAN

 

 

 

第3位

ショーケンの愛称で親しまれた

歌手で俳優の萩原健一さんが

先月亡くなりました。

 

 

誰もが認める昭和のスターですが

4度の逮捕歴があるなど

破天荒な生き方でも

世間を騒がせた萩原さん。

 

 

しかし晩年は、

最愛の妻 理加さんと海外に移住し

穏やかで幸せな時間を過ごしたそう。

 

 

生前、

結婚を決めた理由を聞かれた

萩原さんの答えがとても素敵でした。

 

 

「ジェットコースターのような

人生だったんですけど

メリーゴーランドみたいに

したいなと思って」

 

 

自らの半生を

「ジェットコースター」と茶化しながら、

正反対の人生を「メリーゴーランド」に

例えたセンスに脱帽です。

理加さんが「人生を変える特別な女性」

だったことも伝わってきます。

 

 

どんなときも人を魅了しつづけた

萩原さんのご冥福を

心よりお祈りいたします。

 

出典;プライムニュースイブニング

 

 

 

第2位

先月亡くなった内田裕也さんのお別れの会

「内田裕也Rock'nRoll葬」でのこと。

 

 

「私は正直、父をよく知りません」

という一言から始まった

娘 也哉子さんの挨拶に、

会場はくぎ付けになったそう。

そして最後に

父に向けて贈ったのがこのコトバ。

 

 

「Fuckin’ Yuya Uchida,

Don't rest in peace.

just Rock'nRoll!!」

(裕也のくそったれ、

安らかに眠るな。

ロックンロール!)

 

 

妻や娘とも暮らさずに

ロックンロール人生を貫いた裕也さん。

そんな父を尊重するように

型破りなコトバで見送った也哉子さん。

「ふつう」とはちがうけれど

2人の確かな絆を感じました。

 

出典:FNN PRIME

 

 

 

第1位

東京大学の入学式で

社会学者の上野千鶴子さんが述べた

祝辞が議論を巻き起こしています。

 

 

冒頭から

女子学生と浪人生が減点された

東京医科大の不正入試問題に触れ、

社会には性差別が横行していること

東大も例外ではないことを論じた上野さん。

 

 

そして終盤では、

このようなメッセージを語りました。

 

 

「あなたたちのがんばりを、

どうぞ自分が勝ち抜くためだけに

使わないでください。

恵まれた環境と

恵まれた能力とを、

(中略)

恵まれないひとびとを

助けるために使ってください」

 

 

将来、多くが勝ち組になっていくであろう

新入生たちに、

勝ち抜くのではなく

助け合うことにも目を向けるようにと

大切なことを伝えています。

 

 

ハッとさせられた人も

多かったのではないでしょうか。

 

 

この祝辞は賛否両論を呼んでいますが

未だかつてこれほど注目された

入学式の祝辞はありません。

会場を出たら忘れてしまうものより

よほど意味があるのではないでしょうか。

 

出典:東京大学公式HP

 

 

以上、佐々木圭一が

独断と偏見で選んだ

ベスト5の伝え方でした。

 

 

今月は、ほかにもたくさんの

上手な伝え方があったので

ご紹介します。

 

 

「消防隊は、大聖堂だけではなく、

パリ市と私たちの歴史を救った」

(フランス カスタネ―ル内相)

出典:TBS NEWS

 

 

「(故障しても)なんで?と思うな。

せっかく、と思え」

(陸上 小出義雄監督

有森裕子さんが語った恩師のコトバ)

出典:Sponichi Annex

 

 

「好きな人を一生幸せにする

覚悟をするのに

10年もかかってしまいました。

長い間待たせてごめんね」

(オードリー 春日俊彰さん)

出典:日刊スポーツ

 

 

「信頼できる違う場所で輝けますように」

(HKT48 指原莉乃さん

NGT48の山口真帆さんの卒業発表を受けて)

出典:指原莉乃さんTwitter

 

 

「繁忙期麺・麺・丼・丼・麺・丼・丼」

「お疲れさまAIだけが誉めてくれ」

出典:働くパパママ川柳 オリックス

 

 

いよいよ令和時代がはじまります。

令和を「ビューティフル・ハーモニー」と

訳した方もいました。

 

 

伝え方の基本となる

「相手のことを想像して伝える」こと。

それが

「ビューティフル・ハーモニー」に近づく

きっかけになればいいなと思います。

 

 

令和の幕開けとなる5月は

どんな伝え方に出会えるのでしょう。

みなさんも、注目してみてください。

 

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