新元号発表。

みなさんの予想は当たりましたか?

 

 

先月は

時代を代表するスーパースターの

引退発表があり、

時代の節目を感じた方も

多かったのではないでしょうか。

 

 

では、

佐々木圭一がとくに素晴らしいと感じた

3月の伝え方ベスト3をご紹介します。

 

第3位

 

カナダの起業家で

一日中破れないストッキングを作った

キャサリン・ホマスさんの伝え方。

開発のきっかけは、

こんな疑問からだと語っています。

 

 

「なぜ、

月に行くことができ、

自動運転車もある世界に、

一日中長持ちする

ストッキングが

ないのか」

出典:FNN PRIME

 

 

もしこれが

「なぜ、一日中長持ちする

ストッキングがないのか」

だけだったらどうでしょう?

 

 

女性たちの共感は得られそうですが、

「月」と「ストッキング」ほどの

インパクトはありませんよね。

 

 

実はキャサリンさんのコトバが

とくに印象的な理由は、

伝え方の技術「ギャップ法」で

説明ができます。

 

 

「ギャップ法」とは、

もっとも伝えたいコトバの

正反対のワードを入れることで

記憶にのこる

強いコトバをつくる技術。

 

 

つまり

「一日中長持ちするストッキングがない」

(百年前から変わらないざんねんな現実)

に対して、

「人が月へ行き、車が自分で走り回る」

(最先端に進化した夢のような現実)

という正反対のことが語られています。

 

 

1度聞いたら忘れない

強いフレーズなのは、

コトバに大きなギャップがあるから。

 

 

ユーモアもあって

上手い伝え方だと思いました。

 

 

 

第2位

 

楽曲『U.S.A』が大ヒットし

昨年、再ブレイクを果たした

ダンス&ボーカルグループDA PUMP。

 

 

リーダーのISSAさんがテレビ番組に出演し

再ブレイクについて

こんなことを語っていました。

 

「(売れる確信は)

ないですよ。

ないんですけど、

『絶対に何かが待ってる』

というふうに思って

いつも生きて来たので」

出典:3/3放送『おしゃれイズム』(日本テレビ系)

 

 

今の自分に満足していないとき。

何を思って、何をして

「いつも」を生きるのか。

 

 

彼のコトバから、

メンバーの生き方や人間性こそが

多くの人を惹きつけるのだと

伝わってきました。

 

 

 

第1位

 

マリナーズのイチロー選手が

日米合わせて28年の現役生活に

ピリオドを打ちました。

 

 

引退会見では

一言一言かみしめるように

記者からの質問に答えていた

イチロー選手。

 

 

1時間25分におよぶ会見は

大げさではなく

名言にあふれていました。

 

 

そのなかで

あえて一つを選ぶのであれば

このコトバ。

 

 

(イチロー選手が貫いたものとは?)

「野球のことを

愛したことだと

思います」

 

 

2004年の安打記録達成のときには

「モチベーションは、

野球が好きということです」

と語っていました。

 

 

マウンドを去るその日まで

「野球愛を貫いた」

と宣言できる彼の野球人生に

敬意と文句なしのカッコよさを感じます。

 

 

ほかにも

「できると思うから挑戦するのではなくて

やりたいと思えば挑戦すればいい」

 

 

「10年200本打ったとか、

MVPをとったとか、

オールスターでどうたらというのは、

本当に小さなことに過ぎない」

 

 

「少しずつの積み重ねでしか、

自分を超えていけない」

 

 

「外国人になったことで

人のことを慮ったり

人の痛みを想像したり、

今までなかった自分が現れた」

 

 

など、

たくさんの金言をのこしてくれました。

 

 

私たちは

偉大すぎる彼にスポーツ選手以上の

役割を期待してしまうのですが、

しばらくは会見で語られていたように

心ゆくまで草野球を楽しんで

ほしいと思います。

本当にお疲れさまでした。

そしてありがとうございました。

 

 

以上、佐々木圭一が

独断と偏見で選んだ

ベスト3の伝え方でした。

 

 

ほかにもたくさんの

上手な伝え方があったので

ご紹介します。

 

 

「矛盾だらけの方なんだけど、

その矛盾も含めて内田裕也という

一個の人間というか、

一個の作品」

(崔洋一監督)

出典:3/18放送「直撃LIVEグッディ!」

(フジテレビ系列)

 

 

「恐ろしいテロから10日以内に、

この国をより安全にする改革を

発表します」

(ニュージーランド アンダーソン首相)

出典:HUFFPOST

 

 

「水谷選手はいつまでも憧れの選手」

(卓球 張本智和選手

卓球ジャパン12で水谷選手を破って優勝)

 出典:FNN PRIME

 

 

「嬉しい気持ちは強いが、満足はしていない。

できることはまだある」

(スピードスケート 高木美帆選手

スピードスケートW杯で優勝)

 出典:Sponichi Annex

 

 

「骨折したおかげで

台本を直す時間ができちゃって、

(仕上がりに)スキがありません。

今までで最高傑作になっている」

(俳優 三宅裕司さん)

出典:日テレNEWS24

 

 

「とても興味深い経験でした。

ただ、もう一度体験したいとは思いません」

(クジラに飲み込まれ生還した人)

出典:HUFFPOST

 

 

「子どもたちがプログラミングに

取り組んでいると聞き、

私もインスタグラムに

投稿してみようと思った」

(英国 エリザベス女王(92))

出典:YAHOO!ニュース

 

 

平成を締めくくる 4月は

どんな伝え方に出会えるのでしょう。

みなさんも、注目してみてください。

 

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