台風にはじまり、台風におわった9月。

被害にあわれた方には、心よりお見舞い

申し上げます。

 

そんな中でも、

9月はたくさんの出来事がありました。

そして、たくさんの上手な伝え方も。

 

というわけで、

特にすばらしかったものベスト3を

ご紹介します。

 

 

第3位

 

 

 

熱心な安室奈美恵さんファンとして知られる

お笑い芸人のイモトアヤコさん。

 

 

安室さんの引退後初めて更新された

イモトさんのInstagramには

1ファンとしての感謝のメッセージが

ありました。

 

 

「たくさんたくさん

 ありがとう

 ございました。

 本当に本当に

 ありがとう

 ございました。」

 

 

イモトさんのストレートなコトバは、

多くのアムラーたちにも共感を得ました。

 

もちろんイモトさんは

素直に安室さんへの気持ちを綴ったのだと

思いますが、印象深い理由は

伝え方の技術でも説明がつきます。

 

 

コトバを繰り返すことで

インパクトを強める「リピート法」。

 

 

「たくさんたくさん」

「本当に本当に」と

リピートすることで、コトバが記憶に

のこりやすくなるのです。

 

 

イモトさんの溢れるような感謝の気持ちは

きっと安室さんにも伝わったと思います。

 

 

 

 

第2位

 

 

 

 

個性派女優として活躍した

樹木希林さんが静かに旅立ちました。

 

 

多くの著名人が

追悼コメントを発表するなかで、

聞く人の心を震わせたのが

夫でロック歌手の内田裕也さんのコトバ。

 

 

「おつかれ様。

 安らかに眠って

 ください。

 見事な女性

 でした。」

 

 

40年以上別居を続けるなど

その独特の関係が

注目を浴びることもあったご夫婦。

 

しかし、

お二人にしかわからない

深い情と絆があったのでしょう。

 

「見事な」という一語には

生き様・死に様も含めた

妻の人生への敬意が

表れていると思います。


 

女優として、母として、そして妻として

人生を全うした樹木希林さんのご冥福を

心よりお祈りいたします。

 

 

 

第1位

 

 

 

 

日本人選手として初の

グランドスラム決勝戦にのぞんだ

大坂なおみ選手。

 

相手は、大坂選手も大ファンという

絶対王者、セリーナ・ウィリアムズ選手

でした。

 

憧れの相手との対戦となれば、ふつうは

舞い上がったり、萎縮したりしてしまうと

思います。

 

でも、大阪選手は、ちがいました。

インタビューで語ったのは、

こんなコトバ。

 

 

「子どもの頃から

 決勝でセリーナと

 戦うことを

 夢見てきた。

 でも負けるような

 夢は見ていない。」

 

 

心に描く未来は

憧れのセリーナ選手と決勝を争い、

そして勝利する自分の姿。

 

 

ぶれない信念があるからこそ

さまざまな逆風も乗り越え、

優勝という大きな夢を

つかみ取ることができたのでしょう。

 

 

これからはどんな夢を叶えていくのか

どんなコトバを語ってくれるのか

ますます目が離せません。

 

 

以上、佐々木圭一が選んだ

ベスト3の伝え方でした。

 

 

ほかにも、せっかくなので

9月のノミネート作をご紹介。

 

 

「なおみエクスプレスは

終着駅『全米オープン優勝駅』

に辿り着いた。

これからは新しい旅が始まる」

(タレント 松岡修造さん

 大坂なおみ選手優勝後の

 お祝いコメント)

 

 

「真実を曲げることはできない」

(貴乃花親方 引退会見より)

 

 

「あなたと一緒に戦った事。

あなたと一緒に練習した事。

あなたと一緒に仕事をした事。

あなたと一緒に笑った事。

一生忘れません」

(格闘家 秋山成勲さん

 山本KID徳郁さんの訃報を

 受けてのコメント)

 

 

以上、10月はどんな伝え方に

出会えるのでしょう。

みなさんも、注目してみてください。

 

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