(イラスト Eriko Yoshino)
日本人選手が大活躍を見せ、
10個のメダルを獲得した
平昌パラリンピック。
村岡桃佳選手が、出場した5種目すべてで
メダルを獲得するなど
たくさんのドラマが生まれました。
今回、初出場で金メダル・銅メダルを獲得した
スノーボードの成田緑夢選手は、
実はオリンピックを目指していた選手。
しかし、
練習中の事故で左足に障がいを負ったため
すぐに目標を切り替え、パラリンピックに挑戦。
出場権を勝ち取りました。
そして迎えた勝負の舞台。
彼はタイムを削るため
Uターンするはずのポイントを、
あえて転倒のリスクを犯してV字ターンで挑んだそう。
結果、念願の金メダルに輝きました。
そんな彼が残してくれたコトバにも
とてつもない「強さ」がありました。
「守りで恐怖を感じるより、
挑戦して笑っている方がいい。
たとえ失敗しても笑顔でゴールしたい」
このコトバには、
つねに挑戦し続ける成田選手の生き様が
表れていると思います。
彼の心からの思いがあふれた名言ですが、
伝え方の技術「ギャップ法」でも
説明ができます。
「挑戦して笑っている方がいい」
だけでも伝わるところを、
「守りで恐怖を感じるより」
という反対のコトバを入れることで、
失敗を恐れず挑戦する彼の心意気が
120% 伝わってきますよね。
閉会後、あらたな競技での東京大会出場をめざして、
パラスノーボードからの引退を発表した成田選手。
彼の挑戦を、これからも応援していきます!
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