都知事選の演説を、採点してみました。
私は、政治のプロではないので、
あえて、政策については、まったく考慮せず
伝え方のみでの採点です。
なぜ、与党からも野党からも支援のなかった
小池百合子さんが圧勝できたのか。
見えてくるものがあると思います。
①インパクト
②わかりやすさ
③任せたくなる感
④感動
の４つの「伝え方の観点」から、
それぞれ25点満点で採点しました。
※完全に、佐々木の独断と偏見です
※政策については、まったく採点に入ってません
インパクトがあってわかりやすい
小池百合子氏「88点」
①インパクト 25点
②わかりやすさ 25点
③任せたくなる感 18点
④感動 20点
印象に残るコトバを最も多く残したのが、
小池さんでした。
検索バーに「小池百合子」「街頭演説」 と入れると
予測で「すごい」が出ます。
そこからも、小池さんの演説の
上手さが伝わっていることがわかります。
演説での名言は、沢山ありましたが
その中でも印象深かったのは
出馬表明の際の、
「崖から飛び降りる覚悟で挑戦したい。」
（都知事選に出たので衆議院議員は失職になり）
「戻るところはありません。
でも目指すことろはあります。」
こんなジョークもありました。
「東京オリンピック、
そのお金、どんどんどんどん増えて、
3000億〜7000億、
そして最近では１兆、２兆、３兆と。
お豆腐屋さんではないのであります。」
キャッチーで、わかりやすく、面白い。
88点としましたが、
マイナス12点は、
主に、伝えるときの目力の弱さです。
短期の選挙戦で、お疲れもあったと思いますが、
そこがあれば100点でした。
インパクトと感動が足りなかった
増田寛也氏「70点」
①インパクト 15点
②わかりやすさ 22点
③任せたくなる感 18点
④感動 15点
演説で印象に残ったのが
お手元に資料を配付させていただきました。
どうぞお目通しをいただければ幸いです
出馬表明で、これを２度言っています。
資料のつくりこみに自信があったのでしょう。
ですが、人は資料を見たいと思っていなかったと思います。
本人が何と言ってくれるのか、を期待していました。
増田さんの政策は、
「３つの実現」
「３つ」の実現とは、
「あたたかさあふれ、お年寄りも子供も安心できる東京の実現」
「大災害の不安を解消し、安全に守られる東京の実現」
「2020年大会を起爆剤に、世界一の魅力あふれる東京の実現」
というものでした。
こちらは、内容は素晴らしいのですが、
いちど聞いても、忘れてしまう長さです。
内容については、徹底的に吟味したのだけど、
その伝え方は、吟味しきれていなかった。
一言でいうと、増田さんの伝え方は
「正しいけれど、刺さらなかった」
もったいないですよね。
任せたくなる感が極端になかった
鳥越俊太郎氏「57点」
①インパクト 18点
②わかりやすさ 22点
③任せたくなる感 3点
④感動 14点
鳥越さんの演説をきくと、ジャーナリストだけに
インパクトとわかりやすさはありました。
しかし、鳥越さんのキーワード
「３つのよし」が
「４つのよし」に変更
最終的に、
住んでよし・働いてよし・環境によし・学んでよし
「４つのよし」に変わりました。
「都政の知識が十分ではなかったが、私は51年現場でやってきた人間だ。3日あれば大丈夫だ」
など、コトバから
「任せたい」という気持ちがつくれませんでした。
もっと伝え方があったと思います。
私自身、出馬表明したときにとても
期待しただけに残念でした。
ちなみに４位につけた上杉隆候補。
大きな支援母体がないにも関わらず、４位。
ニコ生での候補者討論会にて
痛快な討論をしたことからでしょう。
上杉さんの伝え方が、得票に繫がったと言えるでしょう。
選挙は、もちろん政策が大事です。
でも、一方で、「どう伝えるか」が、
想像以上に、いや、ダイレクトに票数につながっている。
そして、
リーダーとして働く人には、これからも
たくさんの壁が待ち構えています。
困難を乗り切っていける、
感動させて人の心を動かす、伝え方
が、実業務でも必要になってくるし、
リーダーに必要な、ひとつの素質なのかもしれません。
伝え方がよかった候補が当選するのは
実業務でも活躍できる人、
と期待したいところです。
ーーーーーーー
◯佐々木圭一
『伝え方が９割』ビジネス書年間１位 ※紀伊國屋書店新宿本店調べ
日本ビジネス書大賞総合順位１位／シリーズ８５万部
日テレ『世界一受けたい授業』／TBS『ビビット』／
BS朝日『ポップメイカー』MC／雑誌 anan連載
詳しいプロフィールはこちら
◯映像版伝え方講座 受付開始！
◯伝え方が９割講演依頼はこちら
私は、政治のプロではないので、
あえて、政策については、まったく考慮せず
伝え方のみでの採点です。
なぜ、与党からも野党からも支援のなかった
小池百合子さんが圧勝できたのか。
見えてくるものがあると思います。
①インパクト
②わかりやすさ
③任せたくなる感
④感動
の４つの「伝え方の観点」から、
それぞれ25点満点で採点しました。
※完全に、佐々木の独断と偏見です
※政策については、まったく採点に入ってません
インパクトがあってわかりやすい
小池百合子氏「88点」
①インパクト 25点
②わかりやすさ 25点
③任せたくなる感 18点
④感動 20点
印象に残るコトバを最も多く残したのが、
小池さんでした。
検索バーに「小池百合子」「街頭演説」 と入れると
予測で「すごい」が出ます。
そこからも、小池さんの演説の
上手さが伝わっていることがわかります。
演説での名言は、沢山ありましたが
その中でも印象深かったのは
出馬表明の際の、
「崖から飛び降りる覚悟で挑戦したい。」
（都知事選に出たので衆議院議員は失職になり）
「戻るところはありません。
でも目指すことろはあります。」
こんなジョークもありました。
「東京オリンピック、
そのお金、どんどんどんどん増えて、
3000億〜7000億、
そして最近では１兆、２兆、３兆と。
お豆腐屋さんではないのであります。」
キャッチーで、わかりやすく、面白い。
88点としましたが、
マイナス12点は、
主に、伝えるときの目力の弱さです。
短期の選挙戦で、お疲れもあったと思いますが、
そこがあれば100点でした。
インパクトと感動が足りなかった
増田寛也氏「70点」
①インパクト 15点
②わかりやすさ 22点
③任せたくなる感 18点
④感動 15点
演説で印象に残ったのが
お手元に資料を配付させていただきました。
どうぞお目通しをいただければ幸いです
出馬表明で、これを２度言っています。
資料のつくりこみに自信があったのでしょう。
ですが、人は資料を見たいと思っていなかったと思います。
本人が何と言ってくれるのか、を期待していました。
増田さんの政策は、
「３つの実現」
「３つ」の実現とは、
「あたたかさあふれ、お年寄りも子供も安心できる東京の実現」
「大災害の不安を解消し、安全に守られる東京の実現」
「2020年大会を起爆剤に、世界一の魅力あふれる東京の実現」
というものでした。
こちらは、内容は素晴らしいのですが、
いちど聞いても、忘れてしまう長さです。
内容については、徹底的に吟味したのだけど、
その伝え方は、吟味しきれていなかった。
一言でいうと、増田さんの伝え方は
「正しいけれど、刺さらなかった」
もったいないですよね。
任せたくなる感が極端になかった
鳥越俊太郎氏「57点」
①インパクト 18点
②わかりやすさ 22点
③任せたくなる感 3点
④感動 14点
鳥越さんの演説をきくと、ジャーナリストだけに
インパクトとわかりやすさはありました。
しかし、鳥越さんのキーワード
「３つのよし」が
「４つのよし」に変更
最終的に、
住んでよし・働いてよし・環境によし・学んでよし
「４つのよし」に変わりました。
「都政の知識が十分ではなかったが、私は51年現場でやってきた人間だ。3日あれば大丈夫だ」
など、コトバから
「任せたい」という気持ちがつくれませんでした。
もっと伝え方があったと思います。
私自身、出馬表明したときにとても
期待しただけに残念でした。
ちなみに４位につけた上杉隆候補。
大きな支援母体がないにも関わらず、４位。
ニコ生での候補者討論会にて
痛快な討論をしたことからでしょう。
上杉さんの伝え方が、得票に繫がったと言えるでしょう。
選挙は、もちろん政策が大事です。
でも、一方で、「どう伝えるか」が、
想像以上に、いや、ダイレクトに票数につながっている。
そして、
リーダーとして働く人には、これからも
たくさんの壁が待ち構えています。
困難を乗り切っていける、
感動させて人の心を動かす、伝え方
が、実業務でも必要になってくるし、
リーダーに必要な、ひとつの素質なのかもしれません。
伝え方がよかった候補が当選するのは
実業務でも活躍できる人、
と期待したいところです。
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◯佐々木圭一
『伝え方が９割』ビジネス書年間１位 ※紀伊國屋書店新宿本店調べ
日本ビジネス書大賞総合順位１位／シリーズ８５万部
日テレ『世界一受けたい授業』／TBS『ビビット』／
BS朝日『ポップメイカー』MC／雑誌 anan連載
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◯映像版伝え方講座 受付開始！
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