楽しみにしている吉祥進学166から吉祥女子からの今春の大学受験受験のデータを見ていきます。過去5年間の合格実績です。東大が5➡3➡3➡0➡4、京大が2➡3➡0➡1➡2、東工大が0➡2➡4➡1➡3、一橋が4➡9➡6➡4➡3、四大の合計は、11➡17➡13➡6➡16。やはり昨年の落ち込みが目立ちます。早稲田が103(32)………()内は進学数になります。➡79(23)➡60(28)➡71(23)➡88(27)、慶應が30(16)➡37(18)➡36(21)➡42(24)➡58(28)、早慶の合計は133(48)➡116(41)➡96(49)➡113(47)➡146(5)。早慶は 昨年落ち込んだ訳ではないです。トップ校の大学受験の結果が残念だったということですね。
次は医学部です。国立医学部………()内は現役です。12(2)➡15(12)➡7(4)➡7(2)➡14(9)。私立大学医学部は37➡59➡25➡37➡62。私立大学医学部は何校も受験出来、合格出来るので、早慶の合格数と進学数の関係と同じような関係です。のべ人数は多いですが、実際に何人の受験生が合格しているかとなると何分の一です。
今年の医学部の合格数と進学数とからいくつかのことが読めてきます。今年の防衛医科大を含めた国公立大医学部の合格は、14人で9人現役、5人浪人です。()内は現役です。東京医科歯科大3(2)、筑波2(2)、弘前1(0)、山形1(1)、千葉1(1)、山梨1(1)、信州1(1)、岐阜1(1)、鳥取1(0)、京都府立医科大1(0)、防衛医科大1(0)。この中で現役9人中8人が進学しましたが、1人が東京医科歯科大を蹴って慶應医学部に進学しているようです。浪人組は5人中3人が進学しましたが、2人が東京医科歯科大、防衛医科大を蹴っています。1人は慶應医学部に進学しているようです。防衛医科大に合格しても国公立大医学部に合格していることはよくあるので、この2人とカウントしたのはおそらく1人でしょう。また他の国立大学医学部と防衛医科大と重複合格しているのかもしれません。しかし、国立の東京医科歯科大医学部を蹴って慶應医学部に吉祥女子からは今年現役と浪人の2人が進学しています。国公立大の医学部に都内またはその近郊の自宅から通学しようと考えれば、東大理Ⅲは別格として、都内の東京医科歯科大医学部か(かなり無理して)横浜市立大医学部しかないです。なので東京医科歯科大医学部の偏差値は超高いです。東大理Ⅰ、理Ⅱよりは高いです。それを蹴って慶應医学部に進学するというのは慶應ブランドなのでしょうか?しかも国立の医学部に比べ私立大学の医学部の授業料は超高いです。この東京医科歯科大医学部と私立大学医学部のNo.1の慶應医学部で慶應医学部を選ぶというのは当たり前の選択なんでしょうか?私が貧乏くさいのですかね?(2~3年前に理Ⅰを蹴って慶應医学部に入学した女子が豊島岡にいました。これは豊島岡の先生から直に聞きました。タレントをしている菊川怜さんは慶應医学部を蹴って理Ⅰに入学して人気の建築学科に進んでいます。人それぞれですね。) 
今年の吉祥女子からの医学部進学は国立医学部が現役8、浪人3の計11です。私立大学医学部は現役9、浪人8の計17です。合計28人が医学部に進学しています。ちなみに、現役は慶應1、順天堂1、帝京3、東京医科大2、埼玉医科大1、北里1、浪人は慶應1、北里1、順天堂1、東京医科大2、東邦1、獨協2。なお、現役で東邦を蹴って浪人した生徒がいます。今年の吉祥女子からの私立大学医学部の合格は62人で17しか進学していないので、1人で2~3校合格しているということですね。
というように、学校からのデータが詳細であれば、あれこれ隠れた事実を掘り起こして読んでいけて大変楽しいです。今回は読みごたえがあったと思います。私も毎年のことながら、吉祥進学は読みごたえがあります。