元日の地震で開催が危ぶまれた箱根駅伝も無事開催され青山学院が優勝。駒沢も往路新を出しているので昨年を超えているにも関わらず2位だったので、ほんとに青山学院が速かったんだなと感心しました。シード権争いも最後まで目が離せませんでした。今年も熱いレースをありがとうございました。
烏鶏庵の烏骨鶏カステラをいただきました。卵がいっぱい入っていてしっかり系のカステラです。ふんわりも好きなんですがこういうしっかりしたやつの方が好みでした。差し入れありがとうございます。
石川県の会社のものなので無事であることを祈ってます。
さてお仕事
ガラスコーティングが完了したフレームの組み立てです。
このフレームにはガラスの鎧+カガミの甲冑を施工してあります。カミナリの鎧と迷ったのですが撥水性や光沢感より撥油性を優先しての選択です。撥水性や光沢感を優先するならガラスの鎧+カミナリの鎧がおすすめです。
ガラスコーティングを検討している場合は参考にしてください。
まずシートポストをクランプして作業するので最初にDi2バッテリーの取り付けとコードを通しておきます。このフレームは専用シートポストで取り付けはOリングと結束バンド1本を使用します。Oリングはフレームセットに付属しますがクッションとしての役目なので無くしてしまっても代替えは効きます。結束バンドは付属していないので手持ちのものを使います。固定する際はシートポスト内側に結束バンドのカチカチする部分が来るようにします。間違って外側(写真の右側)にカチカチ部分が来るとフレームに入りませんのでやり直しです。
フレームにブレーキホースを通しホースがフレーム内部を叩いてカンカン鳴らないようにクッション材を被せておきます。フロントフォークにもホースを通しますがフォーク内にホースのルートが作られているので通すのは簡単でした。それぞれのキャリパーを固定したらフォークをフレームにドッキングさせるのですがここでブレーキの左右によってリアブレーキのルーティングが違ってきます。今回は左前ブレーキで組むためリアブレーキのホースはコラムの右側から上に出てきます。写真で言うと左側のホースがリアブレーキになるのでフロントブレーキのホースとクロスしないように右側から前に来ます。反対に右前ブレーキの場合はリアブレーキホースをフレームの左側から前に取り回します。この状態まで持ってきたらフォークがいきなりストンと抜けることはないので一旦手を離せます。
前後のブレーキホースがステムからハンドルに通る部分はここになります。真ん中の穴は別の用途に使うのでここにブレーキホースを通すことはありません。またこの純正ステムとハンドルの組み合わせはレバー部がワイヤレスのものにしか対応していないのでシマノならR9200またはR8100、カンパニョーロなら新型ワイヤレスEPS、スラムならeTapにしか対応しません。
旧型パーツを使用する場合は純正ステムは使わずにDEDAなどのセミ内装ステム、ハンドルを使うことになります。
この状態まで持ってきたらステムを仮固定できるので長時間手を離せます。
前後のブレーキホースを均等に通していきます。片方を完全に通してもう片方を通すみたいなやり方ができないので、ちょっと面倒ですが右ちょっと通して左ちょっと通してを繰り返してハンドルとステムをドッキングさせます。ステムと接触する部分は音鳴りや汗の浸入を防ぐために隙間を埋められるようなグリスを塗っておくのがいいでしょう。圧入系のBBを入れる時も同じですね。塗っておけばわずかな隙間を埋めてくれます。
ステムとハンドルをドッキングさせて固定ボルトを隠すためのカバーを取り付けますが固定ボルトの頭にうっすらとグリスを塗っておけば錆防止になります。それを伝えるための写真を撮り忘れてました。
上の写真で矢印部分は全てマット塗装だったんですがトップチューブはめっちゃ磨いて光沢感をしっかり出して、ハンドルとステムはちょい磨き、LOOKロゴのあたりは磨いてません。汗がよくかかる部分なので完全マットだと白っぽくなっていくのでそうしています。全ての部分にフレームと同じガラスの鎧+カガミの甲冑を施工してます。
チェーンステーには一応って程度のカバーが貼ってありましたが下り坂でペダリングしてない時にチェーンが暴れてチェーンステーを叩いてカンカン鳴るのは精神衛生上よくないので1mm厚のゲルシートを貼ってからカーボンシートで化粧してます。たった1mmのゲルでもかなりのクッションがあるので嫌な音が鳴らないです。チェーンステー保護にも一役買ってくれてると思います。
Di2コードですがフレームのこの部分から出て直接つなぐと結構ぷら〜んとなるのでリアディレイラー付属のケーブルガイドを使用するのですがデュラエースの場合でノーマルマウントで使用する場合はこの部分にコードを通せるのでぷら〜んを解消できます。アルテグラはこの部分に穴が空いていないのでできません。
クランクはパワーメーターであるROTORの2inPOWER SLにダイレクトマウントタイプの楕円チェーンリング52/36を組み合わせてあります。BBはT47-855なので30mmシャフトも無理なく取り付け可能です。今回使用したBBは写真では分かりませんがウィッシュボーンのT47855-386を使用しています。このBBならベアリング6806サイズなのでもし悪くなってもすぐにベアリング交換可能です。
フル内装はやっぱりスッキリしてていいですね。ステムの固定部分はキャップを引っ掛けてアンカーボルトにマグネットで半固定みたいにして止まってます。意図的に外そうとするとすぐ外れますしダンシングなどで不意に脚が当たったりすると外れる可能性があります。なので日本の代理店が配布しているマニュアルにはテープで留めるのが推奨みたいなことが書いてありました。それはダサくない?なんか考えようと思います。
専用のサイコンマウントは前ら見るとロゴがしっかり入ってます。マウントにはデフォルトでガーミン用がついていますが付属品でWAHOO、POLOR用が入ってました。そのほかは入っていなかったので他のブランドのサイコンを使っている場合はどうしましょうかね。
下部にはGoproマウントが付いているのでお使いのライトにあわせてレックマウントなどで用意すれば大抵のブランドのものは使えると思います。
このマウント問題もiPhoneのライトニングがUSB-Cになったように統一規格になりませんかね。
完成しました。
コンポーネントはシマノのデュラエース
パワーメーターはROTORの2inPower SL
ホイールはコリマのMCC WS DXの47mm
タイヤはPIRELLIのP-ZERO RACE 25c
サドルはセライタリアのSLRキットカーボン
ペダルはTIMEのXPRO12(LOOK使えよ)
ボトルケージはエリートのT-RACE CARBON
という構成です。
最後に気になる重量測定
上の写真の状態で量ってます。
7.39kgとなりました。色々ついているので外してカタログのようにして量れば7kgを切るんじゃないでしょうか。
めちゃくちゃ軽量なパーツは特に使っていないのでホイールとかにこだわればもっと軽くなるでしょうね。
2024年は6日から営業開始となります。
本年もよろしくお願いします。
営業について
当店は一人でやっているため、一度に1組しかお相手できません。そのため来店の際はあらかじめご連絡の上、空いているかの確認をお願いします。連絡は前日までの場合はメールでお願いします。予約優先で対応しておりますので突然の来店は状況によってはお断りさせていただくことがありますのであらかじめご了承ください。
ご協力お願いいたします。
当店では海外通販で購入したパーツの取り付け、他店で購入したバイクの整備、オークションで落札したバイクの整備など持ち込み整備大歓迎です。というより当店は自転車本体を販売しておりません。海外通販の受け取りもあらかじめご相談いただければ当店指定で発送していただくことも可能です。「例:嫁さんに内緒のサプライズとか、へそくりで買ったとか、値段は伏せときたいとか」
当店にご来店されたことがある方限定ですが海外通販の代行もいたします。面識のない方は無用なトラブル回避のためお断りしております。
飛行機用輪行バックのシーコンレンタルもしております。当店のシーコンは
エアロコンフォート2.0
エアロコンフォート3.0(ディスクロード対応)です。
営業日の確認は当店HPでしてください。
営業時間は13時〜19時となっております。
定休日 毎週火水木曜日および月末月初
詳しくはこちらからササキパフォーマンスサービスまでお問い合わせください。
住所:〒662-0872 兵庫県西宮市高座町15-12-2
Hyogo Nishinomiyashi Takakuracho 15-12-2
電話:0798-85-0852
メール:contact@sasaki-performance-service.com
facebook:sasakiperformanceservice
https://www.facebook.com/sasakiperformanceservice/
instagram: