預かっているバイクを納車しても一向に減らないバイクたちに囲まれながら今日も休みを利用して作業を進めています。というか昨日も予約がなかったのでシャッターを開けずに黙々と作業してました。
オーバーホールなどの受付は3月12日以降となりますのでよろしくお願いします。
差し入れでいただいた枚方の大黒屋さん謹製ときめきプリン。なめらかでかなり緩めなプリンです。プリンは飲み物と言っても大丈夫な感じでした。美味しかったです。ありがとうございました。
さてお仕事
数日前のインスタで公開した見せれないキャニオンの公開許可が降りたので早速出していきます。
開封。これまでのキャニオンとは梱包の仕方が違う。ぱっと見では輸送事故でハンドルもげたみたいな状態ですが、これが正常です。
でっかいステムにドロップ部分を差し込むっていう感じの3ピース構造のステム一体型ハンドル。なんならコラムの一部も兼ねてますのでコラム+ステム+ハンドルになってます。
他のモデルはステムが抜けた状態で入荷しますがこいつはステムが抜けません。というか抜いたらめちゃくちゃややこしいことになるので抜かないのが吉です。
興味本位で抜いて戻せないからやってくれと持ち込まれそうで今から怖い。
梱包の時にブレーキホース折れてます。というわけでこのバイクをご注文された方はもれなくホース交換が必要になるためほぼ全バラしが開封段階で決定します。
とりあえず折れたホースはそのままで形にしていきます。これまでこんなにプチプチ巻いてることなかったんですけど、こいつは全身包まれてました。
このハンドルは長さを3段階変えられるのですが370、390、410と刻印されていてバーテープは390で巻かれてます。つまり410で使おうとしたら写真のような穴が空いた状態になります。一番長いので巻いといてくれたら解くだけて済むんですけど、どういうつもりなんでしょうか。左右の腕の長さが違う人は右370左390とかやっちゃってもいいのかな?
アルペシンレプリカのエアロードCFRです。
メーカーのHPにはCOMINGSOONとなってますが、なぜ当店に来たのかは謎です。
新型ではなく旧型R9170デュラエースにDTSWISS ARC1100Dicutがついてます。
みんな大好き体重測定。自分の体重は測りたくないけどマシンの重量は必ず測るって人結構いますよね。
でHPに書いてあるのは7.14kgでしたが届いたバイクは270g軽い6.87kgでした。あたりロットですか?
さてこのバイクですがR9170からR9270に載せ替えます。新車ですが問答無用で分解スタート。
バーテープ剥がしたらDi2コードがパッツンパッツンでした。落車したりレバーの角度をちょっといじったらコネクター抜けて変速しなくなるトラップが仕込まれていました。正しくは白いラインのように弛ませておかないとダメです。
このバイクを分解するにあたってハンドルステムを外すところが一番苦労しました。作業途中の写真は撮れないぐらいややこしかったです。
フォーク抜いてもヘッドベアリングの下が取れないと思ったら黒いパーツで抑えられてました。これはベアリングを抑えている感じになってますが実は別の目的があって取り付けられています。
フォークについているヘッドベアリングのボールレースに切り欠きがついてます。ハンドルを90度ぐらい切ったところで何かに当たるように設計されているのですが、これがさっきのベアリング抑えパーツに当たることで、落車などでハンドルが90度以上曲がってトップチューブにハンドルが当たりフレームが割れるというのを防ぐ目的があるんでしょう。輪行するには邪魔なギミックですけどね。
分解終わってフレーム振ったらカラカラ鳴る。ヘッドを下にして振ってみたら出てくる出てくる。ほんとはもっとあったんですが溢れてしまって回収できませんでした。
ヘッドから中が覗けたので見ると若干のバリが残ってますが割と綺麗な仕上がりです。おそらくこのバリが砕けたものがパラパラと出てきたんでしょう。エアブローで拭いておきました。
ハンドルステムで372gだったらまぁまぁ軽量な部類ですね。コラムの一部も入っていると考えると軽いです。
フォークはそんなに軽くないんですが外せないアンカーとかがついているので重たくもないって感じです。
フォークコラムのステムが被さる部分ですが削ぎ切りされたみたいな形してます。シルバーのパーツが普通のロードでいいうアンカーです。
フォークやヘッドパーツを外した本当にフレームだけの重量です。700gを切るフレームがあることを考えると重たいように思います。
意味のある重量なのかわかりませんが通常のフレームセットの考え方で測ってみました。フレーム+フォーク+ヘッドパーツでこの重量です。
今度はこのパーツがないとこのバイクが成り立たないっていうものを全て取り付けて測ってみました。
ハンドルステムとフォークはセットでないと使用できないですし、シートポストも専用設計です。
これにあとはコンポーネント、ホイール、サドルと追加されて6.87kgになってました。
さてR9170からR9270に変更してどう変わりますかね。
次回、組み立て編をお楽しみに。
(ちゃんと組めるんかな)
営業について
コロナの影響を考えてできるだけお客様同士の接触を避けるように心がけております。そのため来店の際はあらかじめご連絡の上、空いているかの確認をお願いします。連絡は前日までの場合はメールでお願いします。予約優先で対応しておりますので突然の来店は状況によってはお断りさせていただくことがありますのであらかじめご了承ください。
ご協力お願いいたします。
当店では海外通販で購入したパーツの取り付け、他店で購入したバイクの整備、オークションで落札したバイクの整備など持ち込み整備大歓迎です。というより当店は自転車本体を販売しておりません。海外通販の受け取りもあらかじめご相談いただければ当店指定で発送していただくことも可能です。「例:嫁さんに内緒のサプライズとか、へそくりで買ったとか、値段は伏せときたいとか」
当店にご来店されたことがある方限定ですが海外通販の代行もいたします。面識のない方は無用なトラブル回避のためお断りしております。
飛行機用輪行バックのシーコンレンタルもしております。当店のシーコンは
エアロコンフォート2.0
エアロコンフォート3.0(ディスクロード対応)です。
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