二日遅れですがメリークリスマス。
今年は久しぶりにクリスマスらしい1日を過ごすことができました。
作ってもらったオレンジムースのケーキにたっぷりフルーツのせ。みかん好きの私の好みをガッチリ把握した一品で大満足。ご馳走様でした。
さてお仕事
ROVAL CL50のベアリング交換のご依頼です。こいつはDT350相当のハブで組まれているのですがハブもフリーボディもスチール製のベアリングです。回転性能は悪くないのですがもっと回って欲しいということでセラミックベアリングに交換ご希望です。
それではバラしていきましょう。
DT系のハブはエンド部分がポン付けキャップになっているので握力がある方は手で外せると思います。プライヤーで挟んだら確実に抜けますが確実にプライヤーの握り傷が入ります。当店ではプライヤーは使いますがキャップを直接掴まないので傷は入りません。もう一つ道具を使います。
当店はハブボディやフレームに圧入されているベアリングはなるべく叩かずに抜くようにしています。外したベアリングは使わないので傷んでも構わないのですがハブシャフトを叩くとかでミスしたら傷めてしまいそうなのでゆっくり抜きます。
本来はベアリングを圧入する工具ですが場合によったら外すことに使えます。工具の組み合わせが多いのでどれをどう組み合わせたら一番負担がかからないのか探すのが面倒ですが壊すよりよっぽどいいです。
後輪のフリーラチェットの受け部分を外さないとその奥のベアリングが外せないのですがシールが圧入されていてそいつもろとも外さないといけないのでめっちゃ硬いです。でかいモンキーレンチを買い足そうかと思うぐらいです。
フリーボディは内掛け方式のプーラーで抜きます。そんなにガッチリとした圧入ではないのでフリーボディに工具をかけても凹むようなことはありません。
奥のベアリングはスナップリングで抑えられています。こいつを外すのはおそらくピックが2本あればできると思いますがスナップリングプライヤーがあれば一撃です。つける時も必要ですしね。
また怖がりすぎてベアリングの圧入が不十分だとこのスナップリングが取り付けできないので目安にもなりますね。
全部バラバラにして古いグリスを完全脱脂しました。パーツをそれぞれチェックしても特に気になる傷みはなかったのでベアリングの交換だけで済みます。
新しいベアリングはTNIのセラミックベアリングです。元のスチールに比べたらベアリング単体で触っても回転が軽いのがわかります。
6902（右）がフリーボディと後輪ドライブ側、6802（左）が前輪と後輪のノンドライブ側になります。DT350系ですから240とか180とはまた違いますからね。ご注意ください。
TNIなら6902が2800円（＋税）、6802が2700円（＋税）ですがセラミックスピードをご希望であればそれぞれ10200円、9600円です。さらに上位モデルのコーテッドなら16000円、15600円です。TNIのコスパが目を引きますね。
ベアリングを入れたらスターラチェットの受けをネジで入れてシールを圧入するのですがシールが特殊形状なので専用の圧入工具が必要です。DT系のハブを使っているホイールブランドは結構あるので当店では出番がたびたびあります。
ベアリング交換完了しましたが本領を発揮するのはしばらく慣らし運転をしてからです。それでもかなり軽い回転だと思います。
もしアップグレードご希望の場合はベアリングサイズによって価格が変わりますので、まずご相談ください。
当店では海外通販で購入したパーツの取り付け、他店で購入したバイクの整備、オークションで落札したバイクの整備など持ち込み整備大歓迎です。というより当店は自転車本体を販売しておりません。海外通販の受け取りもあらかじめご相談いただければ当店指定で発送していただくことも可能です。「例：嫁さんに内緒の買い物とか、へそくりで買ったとか」
当店にご来店されたことがある方限定ですが海外通販の代行もいたします。面識のない方は無用なトラブル回避のためお断りしております。
飛行機用輪行バックのシーコンレンタルもしております。当店のシーコンは
エアロコンフォート2.0
エアロコンフォート3.0(ディスクロード対応）です。
営業日の確認は当店HPでしてください。
営業時間は13時〜19時となっております。
詳しくはこちらからササキパフォーマンスサービスまでお問い合わせください。
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