昨日の疲れがあったので、今日は自転車乗らずに筋トレのみ。C.ロナウドみたいな肉体にはなれませんが、適度な筋トレは体を活性化させるためには有効だと思います。

 

そして昨日は定休日だったのですが、常連さんから連絡があって急遽対応しました。

電話に出れてよかったです。もうちょっと遅かったら圏外だったかもしれません。

R8000で組まれています。

このSKは名古屋に住んでいた時に組み立てさせてもらったマシンです。

 

依頼内容はビッグプーリーの取り付けでした。当店でも取り扱いのあるブランドRIDEAですが、今回は持ち込みです。当店は持ち込みパーツであっても工賃さえいただければ作業いたします。その代わりご自身で互換性など間違わないようにしてくださいね。違うものを取り付けることはできませんので。間違いたくなかったらご相談ください。相談料いただければ当方でお調べしてご提案させていただきます。

でかいですね。どれくらい大きいのかを比べてみるため純正品と並べて見ました。

ビッグプーリーは駆動ロス低減を目的に作られていますが、プーリーが大きいとなぜロスが減るのかというのを理解できている人は少ないかもしれません。

プーリーが大きくなるとチェーンが曲がる角度が少なくてすみます。チェーンが曲がれば曲がるほどロスが大きくなるので、同じ理屈で①50×25と②34×17は同じギヤ比なのですがロスという観点から言えば②は不利だということになります。そしてビッグプーリーを使うと①のロスが減るので、さらにその差は大きくなります。

ただ勘違いしないで欲しいのが坂の途中だったら②を使うべきだということです。一気に越えれる程度の坂なら①でも構わないのですが、さらにギヤを軽くする必要がありそうな場面では余裕があるうちにインナーギヤを使い始める方が機材に対しては優しいです。もう限界という状態からインナーに変えようと思っても漕ぐトルクが抜けないのでシフトできません。さらにフロントディレイラーが曲がる事態になります。

アウターローは常用するものではなく、その場面をしのぐ時だけの使用に留めた方がいいのは確かです。常用するとエンドも曲がりやすくなりますからね。

 

さすが後発品と言うべき改良点があったので紹介するとテンションプーリー(下)がナローワイド化しているということです。ビッグプーリーにするとテンションプーリーへチェーンが入る時に外れてしまうことがありますが、そうなりにくいように加工されています。これはMTBやシクロクロスなどでは徐々に広まっているフロントシングル化の技術を応用したものです。ナローワイドとはギヤが厚歯、薄歯を交互に配置したもので、チェーンのインナープレート、アウタープレートにそれぞれ対応した作りになっているため、チェーンにハマる場所が決まっています。

これによりフロントディレイラーが無くてもチェーンが外れにくいというものです。

それをテンションプーリーにも採用しているあたり、しっかり作り込まれているなという感じがします。

 

交換しました。すごい存在感です。付属の説明書の通りの手順で組み付けると無理があるので、少し工夫しないといけません。手がもう一本欲しいと思いましたが、これまでの経験が役に立ちました。

ノーマルの時とチェーンの長さはほぼ変わりません。今回はチェーン交換はやらずにすみました。ディレイラーのセッティングは一からやり直しました。特にエンドアジャストボルトは調整必須です。

今回の交換で通常時の注意点はありませんが、輪行する時などは出っ張りが大きくなっているので注意が必要だと思います。これまで使用していたエンド金具等では高さが足りない場合もあります。せっかくのパーツを壊さないためにも輪行される場合は事前で確認してください。

 

最後に、シフト操作を一通りした時のディレイラーの動き方はこんな感じです。

 

暑いですが、ニューパーツ導入でモチベーションアップですね。週末はお天気心配ですが、走れるなら感想お待ちしております。

 

 

当店では取り扱いあるパーツも、ないパーツも持ち込み大歓迎です。海外通販に対抗するのは厳しいものが多いので、安く買っていただいたらいいと思います。

工賃さえしっかりいただければ、持ち込みパーツであってもしっかり組み付けさせていただきます。

また互換性などご自身で分からない場合はご相談いただければ、こちらでお調べいたします。相談料金は要相談。

 

詳しくはササキパフォーマンスサービスまでお問い合わせください。