朝、天気予報を見てるとこの暑さはとりあえず今月いっぱい続くでしょうという嫌な音声が流れてきました。とりあえずってなんやねん。天気予報に文句を言ってもしょうがないのですが、この暑さは勘弁して欲しいですね。

でも体は元気なので六甲巡回に行ってきました。

大雨の影響で六甲山系の所々で土砂崩れ、法面崩壊が発生しており通行止がありますが、逆瀬川から登る東六甲ルートは全線開通してます(7・17夕方より)。一軒茶屋〜記念碑台〜裏六甲〜有馬温泉〜船坂〜蓬莱峡〜宝塚は走れること確認できました。行かれる方は暑さに注意して気をつけて走ってください。

 

さて今日はブレーキのお話。

先日オーバーホールで発覚したブレーキキャリパーの不具合は一旦解決したのですが、根本解決のためにキャリパー本体を交換することになりました。

そのまま使うことも可能だったんですが、ブレーキという自転車で一番大事な保安パーツなので思い切って交換です。

 

3大メーカーの中で一番高いキャリパーを持ち込まれました。当店は持ち込みOKです。規格などはご自身で調べてください。もし調べるのが面倒であればコンサルいたします(有料)。

 

ブレーキの軽量性より効きを重視した前後デュアルピボットタイプ。

 

レコードとスーパーレコードはピボット部にブッシュではなくベアリングを使用しているので、動作がスムーズです。それまで付いていたアテナはブッシュが錆びて痛んでいたのでゴリゴリでした。分解して磨いても完全には戻りませんでした。あとリターンスプリングも若干へたりぎみでした。

 

ブレーキシューの舟が以前とは変わっています。以前はブレーキシューの抜けどめがなく、力一杯押し込む力で固定されていたので、交換の度にしんどい目にあいました。最近のモデルはネジだったり上記の様なバネだったりの抜けどめがあるので割とスムーズに脱着できます。最高級グレードなので軽さを重視して肉抜き加工も施されています。よく見るとネジが六角ではなくヘキサロビューラになってます。一般的に言うトルクスというのは登録商標です。ホッチキス(登録商標)ではなくステープラー(一般名)みたいなことです。

このネジ作業をするものとしてはめんどくさいんですよ。なぜかと言うとシューはT25のヘキサロ、ワイヤーは六角の5mmなので引きしろ調整とシュー調整でいちいち工具を持ち替えなければいけません。どっちかに統一してくれたらいいのに。

 

リヤブレーキのこの部分のワイヤーがフレームサイズとキャリパーのタイプによってとんでもなく窮屈なセッティングになってしまいます。特に小さいフレームサイズはきついです。

メーカーさん、もう少しこの部分改善してほしいな。

ノーマルのブレーキワイヤーだとつっぱりすぎてブレーキの引きにかなり影響が出るため、Ashimaのフレキシブルワイヤーを使いました。これでかなりブレーキの引きは改善されたと思います。

 

せっかくいいブレーキを持ってきてもらったので、性能を落とすことなくセッティングしたかったので、今回はこういうことをやりました。色々組み合わせによって対処方法が変わるので、それがメカニックとしてやってて面白いと思うところです。

この辺を何も考えんと組むメカニックがプロショップと名乗るところに多いのは気のせいでしょうかね。

 

当店は持ち込みパーツの交換取り付けも受け付けております。

海外通販で買ったはいいけど、いつものショップに断られた。自分でつけてみたけど上手くいかない。安く買いたいけどどの規格が自分のバイクに合うかわからないなど、ロードバイクについてはお気軽にご相談ください。

 

詳しくはササキパフォーマンスサービスまでお問い合わせください。