海の日を含む三連休が終わりましたが、酷暑はしばらく続くそうです。アワイチもキツかったですが、皆生トライアスロンに参加された方々はもっとキツかったと思います。しっかり身体を休めて回復に務めてください。

 

今日はちょっと通常とは違う作業の紹介です。

スラムの増設用スイッチBlipsですが、コードの長さが数種類あり、取り付ける場所によって選ばなくてはいけません。普段は上ハンドルに付けておいてDHバーをつけるときだけバー先端に持ってくるという様なことをした場合にコードが余ったり、足りなかったりするのでそれぞれの長さで用意しないとかっこ悪い組み付けになります。

しかしこのスイッチ高いんですよ。1ペアで1万円以上します。そんなものを時と場合によって付け替えたりなんて普通はできないのでどうにかならんかなと思いやってみました。

またコードの差込がバーテープに隠れているので、取り外す時はバーテープを解かないといけません。

それも面倒なのでいっぺんに解決します。

 

後戻りはできませんが、できるとわかりきっているのでためらうことなく切断します。この時プラグ側の長さがポイントです。

 

直径2mmの中に0.5mmの芯が2本入っていますのでそれぞれを慎重に皮むきします。

 

コードを延長するために半田付け。芯同士を撚ればそれだけでもほぼ大丈夫だとは思いますが、しっかり繋いでおきます。ママチャリ屋にいた時はオートライトの線をきってしまう学生のために良くやった作業です。それすらできないポンコツショップはすぐに「ライトごと交換ですね。」とか言って無駄な費用を発生させます。

 

半田付けしたらそれぞれを絶縁チューブで隔離してショートを防止します。

 

今回はDHバー専用に変えるため延長です。

 

接続端子もオスメスわかりやすい様に取り付けてここも絶縁処理です。

ここを絶縁してなかったら振動で触れるたびにシフトチェンジしてしまうので、結構重要です。

 

STIレバーに接続した側のコード端子はここに出しておけば、取り付けのたびにバーテープを解く必要もありません。最初切断する時にここまでの長さに合わせておくと綺麗に始末できます。なのでハンドルによって長さは変わります。

 

DHバーを付けてみました。電動シフトのメリットはスイッチを増やせるというのが大きいですが、スラムのeTapはお世辞にも付けやすいとは言えませんし、ボタンも大ぶりで手が大きくない私は押しにくいです。なのでスプリント用に取り付けているのはシマノのスイッチです。そのままでは接続できませんが、やり方はあります。

自分のマシンで実験済みで問題も発生しておりませんので、その辺をご理解いただけるなら加工お引き受けします。

 

電動シフトはシマノ、カンパニョーロ、スラム、FSAからリリースされておりますが、拡張性という面で言えば圧倒的にシマノが有利だと思います。見た目のスッキリさはスラムですね。お金持ちはカンパニョーロいっときましょう。

 

現在開催中のツールドフランスでも電動シフトばっかりですね。

特に手が小さい女性には操作もしやすいし、握りやすいレバーなので予算が許せばおすすめです。

 

詳しくはササキパフォーマンスサービスまでお問い合わせください。