梅雨とも思えない暑さの中、今日も六甲巡回してきました。風がなくて熱気がこもった感じでめちゃくちゃ蒸し蒸ししてました。
この柄のジャージは目立つのでちょっとづつ認知度が上がっている気がします。
お店の宣伝にもなるので、これからも登り続けるぞ!
さて機材交換などで一番多いのがサドルだと思うのですが、俗に言うサドル沼にハマる方も多いと思います。ハマる方は自分に合ったサドルの選び方をそもそも知らない、そして知らないショップ店員に相談するから解決しない、と言うのを繰り返しているのだと思います。
サドルを交換するときに気をつけたいこと
1、なぜサドルを交換するのか
2、痛い場所や症状がはっきりわかっているのか
3、自分のペダリングに問題はないのか
4、そもそもポジションがあっているのか
5、自分の体はどんな状態なのか
これらを考えなくてはいけません。
サドルを変えようと思う動機は人それぞれですが、大抵はお尻が痛いと相談されます。で、そのお尻という表現が人によって違う部分を刺していることが多いです。
サドルの後ろ側、中心付近、前側、側面、どこに痛みが発生しても、お尻が痛いと表現される場合が多いです。それを聞いたお馬鹿なショップ店員は
「柔らかくてクッション性があるものだと痛くなりにくいですよと言います。」
↑アホか!
後ろ側が痛い→ママチャリっぽく乗っていませんか
中心付近→ペダリングできてますか
前側→サドルの角度調整しましたか
側面→サドルの幅はあってますか
最低でもこれぐらいは聞いてから判断しないと解決できるわけありません。
そもそも痛みがどこにあるのかはっきりしていないのにサドルを交換して改善するはずありません。
例えば、お医者さんに調子悪いんでとりあえずロキソニンくださいって言うようなものです。
原因をわかって、それに合わせた対処をしてこそ改善されるのです。
なので当店ではお尻が痛いと言われたら、めちゃくちゃ質問します。
どこがどんな風に痛いですか、ここですか、こっちですか、こんな風に痛いですか、こんな風に漕いだときに痛くないですかなど、様々な質問に答えていただきます。
それに合わせて対処法を決定していきます。
そしていきなりサドルを交換するようなことはほとんどありません。
まずサドル位置や、角度調整をして乗っていただくと思います。できるだけお金をかけずに対応したいのです。もちろん調整費用はいただきますよ。
そしてサドルを変えると判断した時はまず基準通りに取り付けします。
もしくはこれまでのセッティングと同じように取り付けします。
これをしないとサドルを変えたから痛くなくなったのか、取り付け位置が変わったから痛くなくなったのかがハッキリしないからです。
サドルを変えた後も同じようにセッティングします。
当店で使用しているスケールは水平だけでなく角度もしっかり測れるものです。
私のマシンは前が2度下がっているセッティングになっています。これが私の体やペダリングの癖に合わせた結果です。もちろん水平が基本なのですが、たったこれだけの違いでも違和感がはっきり出ます。同じサドルでも水平にすると私は痛くなります。
こんな風にちょっと角度を変えてやったりするだけで、そのサドルへの印象がまるで変わります。
お金を出して、合っているかもわからないサドルを買うより、まずはお金をかけずにセッティングの見直しをすることをお勧めします。
こう言うのはチェーン店や利益を追求する有名店ではまずやりません。
だってお客さんがサドル沼にハマってくれたほうがサドルがいっぱい売れて儲かりますから。だからアホなショップ店員が増えるんですよ。お店にとってはそれはいいスタッフなんですよね。私みたいなのは煙たがれるタイプです。
乗っている時の痛みは自転車を楽しむ上で、できるだけ避けたいものです。
そのためのお手伝いはいたしますので、お気軽にご相談ください。