本日は最高の天気だったのですが、脚が重たいためアクティブレストに止めました。

疲れが溜まっているときはしっかり休むのも速くなるためには必要なことです。

 

アクティブレストということでペダル&クリート交換にはもってこいでした。

 

今日紹介するのはTIMEの新型ペダル XPRO 10です。

ランクでいうと上から15、12、10とあるのでシリーズでは一番下ですが、ラインナップ全体で見れば真ん中より上になります。

旧型との違いは

1、エアロ形状になっている

2、踏み面が少し広くなっている

3、上記のおかげで重くなってる

4、グリスアップできるようになってる←これすごいことです

 

早速中身を見ていきましょう。

ペダル裏面にプレートがついてエアロ効果を狙っているのかもしれませんが、それよりもカーボン板バネの保護としての機能が重要なんではないでしょうか。バネがむき出しではないのでこれまでより破損には強くなっているんではないでしょうか。

クリートはこれまでのiCLIC系と変わらずですが、微妙なマイナーチェンジが行われています。互換性はキープされておりますのでご安心を。

 

気になる重量は

確かに重たくなっています。Xpresso10は99gでしたので、14g増ですね。

この重量増はXPRO全てに共通します。XPRO15、12もXpresso15、12より重たくなってます。

なので軽い軽い大好き星人の皆様はXpressoの方がお好みかもしれません。

踏み面が拡大しているので踏んだ感じのがっちり感はXPROの方があると思います。

 

今回のモデルチェンジで一番大きいと思ったのが、グリスアップをユーザーができる構造になっているということです。

ユーザーが分解していいのはここまでです。アクスルは抜けません。

当店では抜けるように工具を自作しました。

裏のエアロカバーを外すと踏み面のプレートも外れます。アクスル先端付近にあるところにネジがあるのでそれを外して、グリスガンでグリスアップします。写真では白い部分です。そんなに必要ない作業だとは思いますが、できるようになったということが良いことです。

 

これの上のグレード12はアクスルがチタンになります。

15は中空チタン&セラミックベアリングになります。それぞれお値段は跳ね上がりますが軽くなります。(財布もね)

 

 

さてペダルを新しくしたらクリートも交換です。店主はXpressoユーザーだったのでクリートはそのままでもよかったのですが、せっかくなんで交換しました。

交換前に一つご紹介。

みなさんLOOK対応のシューズで歩行時にかちゃかちゃなることありませんか。原因はいくつかあるのですが、LOOKクリートのメモリースロット用のナットが悪さしてます。

真ん中のナットが前後に動くので何かで固定したほうがいいと思います。ボンドで止めてしまってもいいのですが、LOOK使いたいと思った時にメモリースロット動かないよ、みたいなことになるのも嫌なので当店では詰め物をしてます。ほぼサイズぴったりの樹脂パーツ(非売品、だって自作だから)をはめ込んでます。これでナットが動いてかちゃかちゃいうことはありません。

 

それからクリート交換時によくあるのがネジ山が潰れていて固定ネジを外せない、というご相談。店主は純正ボルトを使用せずチタンボルトを使用しています。

純正ボルト(左)よりチタンボルト(右)の方が工具の差込が深くなってます。

また写真のチタンボルトはクリート3個目(2年ぐらい使用)なんですが、歩行などによって傷がついてボロボロになるはずが、ご覧のように綺麗です。全くネジ山が潰れておりません。今回4個目に突入です。

外れないネジにイライラすることもなくなるので、密かなオススメパーツです。

 

クリート取り付けました。TIMEのクリートには左右の区別があります。ご注意ください。

TIMEのペダルは固定しても左右にフローティングすることからクリートにQファクターの調整機能をほぼ持たせていません。選べるQファクターは2種類51.7mmと54.2mmです。LとRの刻印がクリートにあるのですがそれぞれLを左足、Rを右足につけると51.7mmとなり、逆に写真のようにつけると54.2mmになります。クリート交換の時に間違わないようにしましょう。

 

当店ではフィッティングを実施していますが、膝が痛いなどの症状がある方はクリート調整がちゃんとできていないか、サドルが適正な高さでないかなど、理由は様々ですが、TIMEのペダルにすると膝の負担が減るのは間違い無いと思います。

フローティングがかかとの振りだけでなく左右のスライドもあるので膝がねじれるようなことになっても逃してくれます。そのフローティングを嫌う方もいますが、それは使う方次第なのでご自由にと言ったところです。

興味がある方は店頭でどういう風にフローティングするのかを確認できますので、ご相談ください。

 

詳しくはササキパフォーマンスサービスまでお問い合わせください。

 

 

余談

店主のビンディングペダル歴は順にSPD、LOOK(デルタ)、TIME(Impact)、LOOK(Keo)、TIME(iCLIC)、LOOK(blade)、SPEEDPLAY、TIME(Xpresso)、TIME(XPRO)

間が若干抜けている気もしますが、こんな感じです。結局TIMEに戻ってきました。

ただ比べるためには他社も使わないとわかりませんからね。僕にはTIMEが合っていたということです。