CDが出る度に、宣伝をして下さる、

ひのきしんじさんの番組。

ひのきさんは音楽プロデューサーなので、

ふとした言葉が、とても心に響きます。

あっという時間でラジオが終わり、

東京FMの受付を出ようとしたら、

なんとパリ祭のスタッフの皆さんにバッタリ!

「あれー???」って言ったら、

「今日はシャンソンコンクール東京大会ですよー!」という。

あぁ、、、

懐かしい。

これが私のシャンソン道の初めだった。

今でも忘れることの出来ないコンクール。

17の時。

私はこの「日本アマチュアシャンソンコンクール」に出て、初めて生演奏のピアノで「群衆」を歌った!

公式のピアニストは森若三栄子さんで、譜面なんてグチャグチャだったと思う。その譜面にもかかわらず、森若さんの素敵な演奏で歌えたことは、今でも忘れない。

そして神戸の本大会へ出演する権利を頂いた。

がしかし、今だから時効でいうのだけれど、

もう私はその時、東京で堀越に通わせて頂きながら、

仕事をしていたので、

大会当日が仕事とかぶった。

長島温泉の2週間公演の、牧村三枝子さんの前座の仕事。

正直、私はもうシャンソンが歌いたくてしょうがなかったから、

その大会に出られなかった事が悔しかった。

あれから、もう何年もたつ。

19年か…。

ここのところ、色々と懐かしい事や、ご縁があった方々にバッタリと出会う事が多く、

何か「忘れてはいけないよ」というメッセージを受け取っているような気がする。

愛と哀しみのバラード で、

沢山の人に佐々木秀実の名前を知って頂き、

ひいては、シャンソンの魅力を沢山アピールしたいと、生意気ながら思う。

今年のNHKホール・パリ祭では、

王道シャンソン。

「愛の讃歌」を歌わせて頂く事になった。

私が一番大事なうた。

心を込めて、シャンソンに敬意を表し、

精一杯歌おうと思います!