昨日は大阪でのライブでした。
唄った場所は、アートクラブ。
このライブハウスは今年30周年との事です。
30年の間、音楽を愛してきたライブハウスというのは、それ相応の匂いがあります。
出会いや別れも沢山染み込んでいる、人のぬくもりの匂い。
こういう場所で唄えるのは、本当に嬉しい!
今回は30周年の記念ライブ。
初めて出演させて戴くのに、記念のライブにお声かけいただいたこと、感謝しています。
ピアノは石田さん、ヴァイオリンはYUMAさん。
後半は私が歌いました。
ファンクラブの方が来て下さったり、飛鳥Ⅱでお会いした方に再会したり、
客席はとてもあたたかく、大勢のお客様が来て下さいました!
ありがとう(⌒▽⌒)
アンコールに、ライブハウスのママから花束をいただきました。
私が好きなシャンソンの日本語訳詩の方の中に、高野さんという方がいらっしゃいます。
彼はもう亡くなってしまっていて、結局お目にかかれなかったけれど、
私のシャンソンのレパートリーの中には、彼の歌詩が沢山あります。
その中で、
「サンフランシスコの6枚の枯葉」というシャンソンがあります。
青いバラも、凍るダイヤ、波の真珠も、台風の目も…
という詩があるのです。
愛する人に、どんなものでもあげたい。
今はたった6枚の枯葉しか贈れないけれど…
という詩です。
昨日のライブハウスでは生前、彼も歌いにいらしていて、絵を描く人でもあった方で、お店には彼が描いた絵が飾ってありました。
亡くなった方が書いた詩を、生きている私が、本当に出逢えたような気がして、
私はホテルに帰って、その青いバラを見て泣けてしまいました。
うたは時代を超えます。
生と死の境い目だって超えられるのです。
ありありと、言葉が生きていくように、私は、いつまでも唄いたいと思います。
愛するうたの為に。
私自身が生きてゆく為に。
そして、うたで誰かを救えるように。
貴重なライブでした!
またアートクラブ行くからね(⌒▽⌒)