福山では、
連弾の伴奏、
「備後シャンソン」にお邪魔しました。
この「備後シャンソン」という愛好会の先導(船頭)をきっていらっしゃるのは、
岡崎さん。
出会いは、二年前の大阪、新春紅白シャンソンショーでの出会いでした。
忘れられない出会いは、
そのショーの、コーナーで、
子供たちがコーラスした、
「アヴィニョンの橋」という童謡的なシャンソン。
🎶 おまわりさんがとーるー
と、お巡りさんの格好の方が下手から。
🎶 子供がとーるー
と、池乃めだかさんが、ランドセル。
🎶お坊さんがとーるー
と、お坊さんが木魚をもって登場。
その姿が、あんまりにピッタリで、
そのお坊さん役に、舞台袖で、
「お坊さん姿ピッタリですねー。」
と話したのが、最初。
彼は本当に、福山のお坊さんなのです。
岡崎さんが、
シャンソンを、もっともっと、根付かせたい!
という、その一心に、
関西、中国地方の、
シャンソン大好きな人たちが集結して、
それぞれに、思い思いの「シャンソン」を歌う。
シャンソンを歌う人は、
ちょっと人集め出来れば、プロみたいな顔をして歌えちゃう、現在のシャンソン時代ですが(この事はあんまり言いたくないけど…)、
それは違う!と、岡崎さんは、ハッキリ言う。
シャンソンはとっても素敵な音楽。
日本が咀嚼してきた、フランス生まれのうた。
その魅力に、まるで取り憑かれたみたいに、
実に多くのことを話して、
私はとても素晴らしい出会いのチャンスを頂いた。
もう、こうなってくると、
プロとかアマチュアとかは分からなくなる。
音程がどうだとか、
リズムがどうだとか、
そんなことではない。
皆んな、自分の人生をバックにして歌う。
そして、それを皆んなが受け止めて楽しむ。
なるほど。
シャンソンは、聞くのはもちろん、
歌い手の個性が、こんなにも輝ける世界なのだと、
お手上げみたいに感じた。
集まって下さったお客様も、
来たかった人も、
もしかしたら、義理で来たかたも、
其処には関係なしに、備後シャンソン!を楽しんでいる。
私はこの事が、本当に素晴らしいと思った。
お坊さんの岡崎さんは、
のびのびと、煩悩全開のシャンソンを歌ったものだから、
私はおかしくて、おかしくて、袖で笑ってしまった。
そして、私の出番。
福山という街は、とても思い入れがある。
数年前に福山の大劇場で歌ったり、
なんといっても、
プライベートで仲良くして下さるのが福山通運の皆様。
限られた時間の中で、
精一杯に歌った。
なかでも、「一本の鉛筆」を歌ったときは、
広島でもあり、胸が張り裂けそうになったし、
会場の皆さんが、思いを馳せて、みんな泣いていた。
「人間のいのちと私は書く…」
ふっとエンディングで顔を見上げたら、いのちの尊さを、シャンソンを通じて集まった方の、命のオーラに会場が熱くなっていた。
これこそ、歌だと思った。
衣食住たりて、余禄かもしれない、歌ができること。
忘れたりはしていないつもりだけど、
ガッツリ感じられる素晴らしい会に参加させて頂きました。
シャンソンという素地は、
人で化け、変化し、聴く側の想像力に変わる。
変わらなければ、ほんとのシャンソンとはいえないと思う。
それで良い。
いろんな出来事を吸収出来た「備後シャンソン」でした!
しっとり終わっても良いかなぁと思ったけど、
全体的にしっとりムードの会。
ここで私の血が騒いでしまう(笑)
備後シャンソン、30人以上の伴奏をしていたピアニスト石田さん。
私の伴奏をしてくれた多田恵美子さん。
ピアニストが二人もいたんだもん!
引っ張りだして、
連弾して、ツイストバージョンの「ラストダンスは私に」。
客席は総立ち、
🎶 オーオオオーオー!!!
みんな、踊る!踊る!
ケントスみたいなアンコールになった。
備後スペシャルバージョン(笑)
無茶苦茶なわがままの私に、
ノリノリで参加してくれた、
エミー(多田恵美子さん)とミッチー(石田美智代さん)に感謝!
連弾の伴奏、
クセになりそーよ!!!
また、備後!必ず行くからねー!!!
merci❤️