タイトル通り、ドラマチックで個性光るコンサートでした。
ペギー葉山さん。
菅原洋一さん。
山本リンダさん。
皆さん、凄いです!
日本の歌の歴史を背負って生きてきた人のパワーは素晴らしいです。
歌で、芸で生きてきた人生は、全て歌に出ます。
リハーサルから本番まで、
とても勉強になりましたし、
そうでなければ、
日本の歌は語ってはいけない、
凄みを感じました。
そして、
芸人の前に、
人であれ!
舞台の作法をとても学んだ日でもありました。
すっごく逢いたかったのは、
渡辺えりさん!
かっこいいです。
演じ手として、同じ匂いがします。
しかも、楽屋は隣りです!
演じ手として、大先輩ですが、
泣くところと、
笑うところのツボが似ています。
えりさんが日本語詩を書いた、
百万本のバラが沁みました。
ワインを飲む為だけに絵を描いていた画家が、
ある日、太った女優に、狂ったみたいに恋におちて、
ぜんぶ投げ出して、バラを贈る。
女優は何にも知らずにハハッとわらって踊り続ける。
私はお客が一番なのさ。
歌の主人公とえりさんがカブる。
そうなの。
この歌の本心はここだと思う。
いわば根っこのところ。
それを演じてのける、女優の歌は素晴らしい。
本人のようで、本人じゃない、
誰かに変わる歌。
これは、シャンソンの面白いところの原点だと強く思う。