佐々木秀実オフィシャルブログ「言わせてね!愛の言葉を」by Ameba-100829_2235~0001.jpg

私の親友…というよりも、親友というにはあまりに深い兄弟や姉妹のような大切な友人。






橋口ゆうちゃんの歌を聴き、久しぶりに生で聴く歌に心が震えました。





ゆうちゃんとの出逢いは小学校のころになります。





当時、子供たちが歌を歌うテレビ番組があって、大人の歌を子供が紅白にわかれて歌うというもので、私たちはその番組で出逢いました。





8歳か9歳ころでしょうか。





ゆうちゃんと私はそれぞれに子供なのに、ませた素振りで演歌を歌い競いました。




変わった子供のレッテルが貼られた私たちは、そんなことはどうでも良くて、思いきり歌い競いました。





そして、上京し、堀越高校の芸能クラスで再会。





それぞれに歌を目指しました。





東京に身内がいなかった私には、ゆうちゃんがいつも兄弟のように近くにいて、それこそあちこちの引っ越しから、シャンソニエで歌うことの一押しから、若い恋のすったもんだから、私の自由すぎる行動に、あきれもせず、まるで自分のことみたいに。





一緒に新宿のシャンソニエ・シャンパーニュで歌っていた時もあります。





あれからそんなに時間がたっていないようにも思えますが、それぞれに曲がりくねったり軌道修正したり、歌を探したりなくしたり、見つけたりしながら、その都度あーでもないこーでもないと話しながら今も交流しているのです。





そんな大切な親友が最近再び歌に向かっていて、久しぶりにソロライブというので聴きにいきました。





後ろの席にはお母さんがいました。





お母さんは子供の頃からゆうちゃんのプロデューサーでもあって、大人の嫌な世界から彼女と歌を体を張って守ってきた方です。






私は後ろから伝わる涙とステージから伝わる思いに胸がいっぱいになりました。





いろんな事あったものね。





甘っちょろく見えて、ギリギリのところといつも向き合ってる、ゆうちゃんの歌は、素晴らしい。






ギリギリに見えて、甘っちょろい人は世にいっぱいいますが。





表現方法こそ違うことは、油性で描くか水性で描くかとの手段の違い。





背筋が伸びる瞬間です。





同じ歌の道を選んだ同士。





あっちこっちと遠回りしながら、それぞれに居場所みたいな歌を探しています。





深い友情に涙した夜。





いつか一緒に歌おうね。




と、約束したことを、昨日みたいに思い出しました。




約束。






忘れない約束。





近い未来に!