船はナポリに別れを告げ、続いてフランスへ。





マルセイユでは丘の上にある豪華絢爛の美しい教会と、ステンドグラスから光が差すのみの静かな修道院に行きました。





見かけは全く正反対ですが、どちらも美しく、神聖な空間。





今までの歴史と今を生きる現代とが重なる空間を美しいと感動しました。





街はサッカーで盛り上がっている最中。





聞くところによると普段の何十倍も人でごった返している様子。






港にはサポーターがぎっしり!





そんな中、マルセイユ名物ブイヤベースを食べようと入ったレストランもてんてこまい。





あまりの忙しさに店のスタッフは喧嘩してるわ、注文には来ないわ、散々待たされた挙げ句の果てに、お世辞にも美味しいといえないブイヤベース。




この次は美味しいブイヤベースを食べてみたいものです。





船は次の土地、スペインへ!





スペインは初めて行きました。





おのぼりさん的私たち一行はサグラダファミリアに登ってきました。





何百年も作り続けていくという作業に作り手の想いと発想の限りなさに驚きました。





船の上でフラメンコも観ました。





それは観光化されているショーでもありましたが、私はフラメンコ、ギターとカンテのサウンドに血が暑くなります。





情熱と愛のうた。





やっぱり素晴らしいです。






スペインからは続いてポルトガルへ。





ヨーロッパの音楽を巡るような船の旅はポルトガルでおしまい。





昼間の滞在だったので生のファドは聞けなかったけれど、リスボンにてファド専門のミュージックストア「アマリア」へ行きました。





このお店の名前はもちろん、ファドの女王、アマリア・ロドリゲスからとったもの。




お店の入口にアマリア・ロドリゲスの大きな写真と、彼女に捧げるかのようにおいてあった深紅のバラが印象的でした。





ファドは哀愁がつきもので、さぞ暗い街かと思いきや、ところがどっこい、黄色を多くつかっている建物や青い澄んだ空に包まれている初夏の爽やかな光に包まれていました。





飛鳥の旅はここリスボンで終わり。





船の中では全部で5ステージ。





すべてかぶらない選曲のショーを構成してきました。





船の中にはお客様、いろいろな国のスタッフ。





豪華な客船の中では、それぞれに人生のドラマがあり、それは人生の縮図のよう。





きっとまた逢えるでしょうか…。





今こうして日本に戻り、ブログを書いている間も、船はまだ世界を巡っています。





素晴らしい飛鳥の旅でした。





私はリスボンで降りて、いざパリへ!





5月のパリは美しい街。




昔と変わらずに、待っていてくれたかのようです。