佐々木秀実オフィシャルブログ「言わせてね!愛の言葉を」by Ameba-20100528  「とくダネ!」・・・二週002.jpg

3週間ぶりに、とくダネ!に戻ってきました。





98歳、トヨさんの詩が心に沁みました。





明治・大正・昭和・平成と様々な時代を乗り越え、言葉に命を見出す姿に感動しました。





私はこの2週間の間、様々な国に行きました。





ミュンヘンから飛行機を乗り継ぎナポリより飛鳥クルーズに乗船、マルセイユ、バルセロナ、リスボンの間には船の中や街の中でいろいろなものを見て感じてきました。






そして、人間模様。





幸せな出逢いや再会も多々あった旅でしたが、船での出逢いで一番嬉しかったのは、以前より会いたかった玉村豊男さんとの出逢い。





同じ信州人として、文化的に活躍なさり、行動におこしておられる玉村豊男さんの私はファンで、偶然飛鳥の部屋の中のルームサービスの表紙に玉村さんの絵を見つけ、その花があまりに美しく、私は部屋に飾りながら「いつかお会い出来ないものかしら…」と考えていました。





飛鳥の中でのショーが始まり唄いだすと、目の前に玉村さんがお一人、紳士に白いスーツで私のシャンソンを聴いて下さっていました。





ショーが終わり、飛鳥のスタッフに聞くと、「ただいま講演のためご乗船なさっております」とのこと、改めてご挨拶をさせて頂いた瞬間に、もうずっと前から知っているかのように話しが尽きなくなり、レストランでご一緒に食事を。





ヨーロッパの食文化のことについて、きっと日本でも数少ない玉村さんと、フランスのワインを飲みながら、絵の話し、音楽の話し、食の話し、軽井沢の話し、パリの話しと…話しは次から次へと弾んだのでした。





嬉しい出逢いに感謝です。





リスボンからはパリへ行き、そこからは音楽探しの旅。






カフェでフランスパンをかじってはパリ中を歩きまわり、コンサート、ライブハウス、キャバレー、シャンソニエと歩き、たくさんのものを得て、苦しいことはパリに捨てて帰ってきました。






今回、したかったことの一つはエディット・ピアフを訪ねる旅。






ピアフが路上で産み落とされたといわれる、ベルヴィル通り72にあるラ・メゾン・デディット・ピアフから~今彼女が静かに眠っているペール・ラ・シェーズ墓地に出向き、私は自分の報告と感謝の気持ち、見守っていて下さいねと告げてきました。






お墓からそのまま空を眺めた時、小さな雀(モームピアフ)を見たときは神様を信じました。





これからどんなことがあろうとも、私は信念を持って唄い出そうと強く思った瞬間でもあり、またその時間に自分の中のモヤモヤしたものがパリの空の中はれていくのがわかりました。





10年前、ホームステイさせて頂いた家族との再会。





頑張ってパリで生きている親友との再会。





思い出はつきぬ旅となりました。





これでしばらくは私は大丈夫です。