佐々木秀実オフィシャルブログ「言わせてね!愛の言葉を」by Ameba-100412_1803~0001.jpg

去年の関内ホール以来、久しぶりの横浜公演でした。





みなとみらいにある、クラシック音楽ホール。






素敵な劇場でした。





寒い雨の降る、お足元の悪い中を、横浜はもとより、全国からお越し下さいました皆さん、本当にありがとうございました。





長野、静岡、岡山、岐阜、京都、鹿児島…。





こちらから行かなくてはいけない場所がまだまだあります。





今日は横浜まで足を運んで下さって本当にありがとうございます!





クラシックのホールでの公演は、浜松、所沢、信州に続いて、今日で横浜も加わりました。





ピアノ一本で、休憩なしというスタイルは、多分8年前に山形での公演以来かと思います。





いわゆる音楽に絞り込んだステージ。






何もないステージを、裏では美術、照明、音響の大切なスタッフが試行錯誤で朝早い時間から一生懸命頑張ってくれています。





一生懸命に働いて下さる気持ちがすべて凝縮されます。






ありがたい事と感謝をしながら今日の楽屋を最後に出て、使わせて頂いた楽屋に「ありがとう。また参ります」と挨拶をして劇場をあとにします。





そういえば、私の能の先生・故・橋岡久馬氏が楽屋に「お」をつけて、「お楽屋」と呼んでいました。





普段の一人の人間が表現者に変わる大切な場所だから、尊敬の念をこめて言う言葉だったのかも知れません。





今日は帰りに終わった楽屋を見渡して、そのことと先生の笑顔を思い出しました。





17日は千葉での公演。





これまた初めての場所です。





大切な時間とお金を使って、お越し下さるお一人お一人と、それぞれの劇場に敬意を表しながら大事に仕事をしたいと思います。






冬に戻ったように寒い雨の降り続く一日。





今年の桜とは、そろそろさようならの季節です。




横浜ということで、私は今日の一曲に「港が見える丘」を選びました。






最後の歌詞、「あなたの口元あの笑顔、淡い夢でした」というところは、胸がキュンと切なくなります。





甘酸っぱさというか、やるせなさというか。





淡い夢みたいな季節ですものね。





横浜は次回は今年7月、横浜開港記念会館です。





こちらは横浜にちなんだ曲や港の似合うシャンソンを特集して、「佐々木秀実・横濱をうたう」と題してお送りします。






また濱で逢いませう。





今日の昼に、早くもお客様がお誕生日ケーキを持ってきて下さって、一足早いお誕生日会を、みんながお祝いしてくれました。





ありがとう!