少年のプレゼント | 次郎風来

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風の吹くまま気の向くままに書きたい
わがままな私のブログ。「詩」が中心のブログです。

 

 

 

 

図書館へ急いでいた。

横断歩道に水筒を持った少年がいた。

対向車は無かった。

少年は、真っ直ぐ右手を伸ばした。

私は、速度をゆるめ
止まった。

少年は、横断歩道を渡りきる前に
私に会釈した。

その姿を見た私は
胸が熱くなり

無性に涙が湧いて来た。


少年がくれた私へのプレゼントだった。

 

 

 

 

次郎風来。