「あの時を忘れない」シリーズ番外編 | 佐々木純の「愛のある毒舌」ブログ

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仙台を中心にした夜の宴の様子や、日々の出来事を記していきます。

「仙台空港全滅で~す!」

「荒浜の水田に200名以上の遺体が浮いていま~す」

(荒浜は会社からわずか2㎞しか離れていない地区)


震災直後、ラジオから流れてきた声。

今でもしっかりと脳裏に焼き付いている、この声。


あれから、ちょうど5年が経ちました。


昨今は、福島の原発に関わる報道がほとんどになり

ましたが、毎年3・11を迎えると岩手・宮城の人々は

地元で起きた悲惨な状況を思い出すでしょう。


可哀想だって?

大変だなぁ~って?


何言ってるの!バカ言っちゃいけない!


確かに、当時被災地に居た人しか分からない苦労

はありますが、いつまでも引きずってる人は居ませ

んよぉ~。


乱暴な言い方ですがこれは運、不運だったんです。


幸運・不運は大小あるものの毎日起きてることです

が、運をあてにして仕事してる人は居ない。


どう、運と向かい合うか!なんですよネッ。

どう、運を生かすか!なんですよネッ。


被災地の皆さんはとっくに不運をどう生かすか?

考えながら前に進んでいます。



もし、何かしてくれるんだったら、

同情はいらない。

励ましの声もいらない。


震災当時に慌てて作った不平等な復興対策を

見直してほしい!!


に尽きると思う。


今年の3・11は、たまたま出張で電車・飛行機に乗って

居たんですが、周りの人々(特にお年寄り)が「大して

場所が変わらないのに補助金が出ない」「申請しても

全然取り合ってくれない」と。


住人が前を向いて頑張ってるのに、やはりお役所は

お役所仕事に従事するのか!


誰が悪いのか?

明確には出来ないでしょうねぇ~

責任転嫁のプロ達ですから。


被災地の人々は、自分達のことはしっかりやって行く

んだけれども、それでも法律上どうにもならないことが

あります。

是非、細かい活動をして頂き、建前じゃない本当の声

を聞き分けて、復興対策に生かして頂くことを希望致し

ます。


では、出張帰りに撮った空からの画像を数枚。





手前は南アルプス、奥が富士山。

空から見ると、3,000m級の山々も人間の

皺(しわ)のようです。

確かに、地球規模で海がちょっと波立った

くらいでも、地上は海水に浸かっちゃう感じ

ですよねぇ。





名取・閖上上空。

奥が太平洋で、真ん中のちょい右が

当時よく報道されていた名取川河口。

これじゃ、直ぐ海に浸かっちゃうって

感じですよね。

人間の力なんて大したことない。





仙台空港IC付近。

皆さんご存知の、津波が畑・田んぼを

遡上してくる映像で有名な所です。

もう、作物を作って商売出来るように

なったのかなぁ?