少し吹っ切れたような気がする。
少しだけ、少しだけを繰り返しながら
こうして息をし続けて来た。
高い所はどうしても怖くて、
落ちるんじゃないか
落ちるんじゃないか
と想像することを止められない
だから昇らなければ
目指さなければ
落ちることはない
そうしてまた少しだけ
吹っ切れたような
つもりになって
額を伝う
嫌な汗を拭う
もう二度と昇らない
ポスターと一緒に
破れたものは
灰になるだけ
もう二度と昇らない
汗は流れない
そうして涙も
涸れ果ててゆく
*
四月に歌う場所が決まりました。
詳細はまた、何もない明日で。