取れない小骨 | 何もない明日

何もない明日

朗読人の独り言




咽喉に魚の小骨、
刺さってるみたい。
食べてないんですけどね。
どういうわけだか。



痛い苦しい。
たぶんもう取れない。
自分で刺したんです。
涙は出なかった。



「あ、笹田?おれだけど、特に用事は無い(笑)」
って尊敬する人から電話があった夜みたいに、
「あ、元気?笹田だけど、特に用事は無い(笑)」
って私も誰かに電話出来たらなってちょっとだけ思う。



小骨が刺さってんの。
もう取れないの。
自分で刺したの。
涙は出なかったの。



聴いてもらえたら
楽になるようなことって
実はそんなに、
ないのかもしれない。



いや、人にもよるし、
内容にもよるのか。
ってまた笹田お得意の
堂々巡りの始まりです。
始まりがあって終わりの無い
この堂々巡りは
主に笹田の脳内で活性化し
まとまらないまま散文化し
またさらに碌でもない、
何もない明日に。
悪循環の見本、
ここにあり。
(嫌な見本だな。)



ちくちくが気になりながらも、
折角のお休みなのである。
お土産を買いに行かねばなるまい。
今日を逃すと、上京まで休みが無いのである。



あれ売ってるといいな。
歌練もしよう。
少しでも話せたら、
嬉しいなあ君と。



また。