ペーパークルージングゲームを君と | 何もない明日

何もない明日

朗読人の独り言




数字を当て嵌めて計算式を解く。
出た答えを届ける。
アサガクルマデニ?



朝が来るまでに終わるかなあ。
とセーラー服の君に話しかける。
「余計なこと考えないで。ほら、これ持って。」
と君から渡されたのは剣だ、プラスティック製の。
何で水色なの?とは聴かず別な質問をする。
何人参加してるの?騒がしいけど。
「知らないけど、300人くらいじゃない?」
何それ、暇なの?
「さあ行くよ、忘れ物ない?」



ナイフーランプかばーんにー、
つーめーこーんー
「ナイフじゃなくて剣だし大きすぎて入んないでしょ。
ペーパーとクレパス。それ以外は置いていく。」
ペーパーとクレパス。
はいはい、入ってますよ。
ところでこの紙の走り書き、
『2062』ってどういう…
「時間だ。剣構えて。」
え。
「行くぞ。」



はいはい、行きますよ。
君とどこまでも。
それも朝がくるまでの、
短いか長い一時。
君と答えを探す。
朝が来るまでは。


どこまでも君と、
一緒だ。