雛倉城跡(推定)(岐阜市) | 鬼丸のブログ

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気儘に写真を載せてます。

主に、城跡・神社かな。

訪問日 令和6年 2月 3日

 

今回訪問したのは、

岐阜市雛倉に存在したとされる「雛倉城跡(推定)」。

『美濃諸家系譜』等にその名が記載されているが、詳細は不明。

現在、推定地には「白山神社」が鎮座する。

 

県道79号線付近から見た様子。

向って右側が「雛倉城跡(推定)」がある雛倉山の尾根。

左側は、「祐向山城跡」「掛洞城跡」がある辺り。

 

板屋川の支流雛倉川。

 

「白山神社」の正面。

 

神社の「参道」横、県道79号線沿いにある溝。

一瞬、「大桑城跡」の「四国堀跡」を思い出したが、

後世に掘った単なる溝だろう。

 

「参道」の階段を登っていく。

 

ここが城跡だとすると、この細い道が登城道?

 

途中、階段の左右に「犬走」というか

「腰曲輪跡」の様な平地がある。

自然地形というより、人の手が加わったものだろう。

 

「二之鳥居」に到着。

城跡で言えば、「二之曲輪跡」、

「本殿」のある部分が「本曲輪跡」と言ったところか。

「二之曲輪跡」と「本曲輪跡」との段差は、2m弱位ある。

 

先程の細い道は、ここに出る様だ。

 

神社の石垣の西側に、自然地形とは思えない石の並びがある。

若しかすると、「石垣跡」だろうか?

 

「本殿」東側から、「本殿」の背後(北側)へ。

 

神社北側の平地。

ここも自然地形というには平ら過ぎる。

 

西側には、一段下がって「腰曲輪跡」の様な細長い平地がある。

 

平らな尾根を北へと進む。

 

尾根が窪んでいる場所を発見。

「堀切跡」の様だ。

 

二本の木で分かり辛いが、「土橋跡」もある。

 

「堀切跡」は短く、そのまま「竪堀跡」に繋がっている。
「土橋跡」から見た東側の「竪堀跡」。

 

下から見た様子。

 

西側を下から見た様子。

 

更に北へと進む。

途中の小ピーク上も平坦地となっているが、

遺構ではないだろう。

 

雛倉山山頂はまだ先だが、この辺りで撤収する。

 

本当に城跡かどうか疑問は残るが、

場所柄、砦跡や見張台跡くらいはありそうな感じだ。

 

地元の歴史研究会の方々が発見されたらしい。

地道な活動には、頭が下がります。