永明山長楽寺(いなべ市) | 鬼丸のブログ

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気儘に写真を載せてます。

主に、城跡・神社かな。

訪問日 令和5年12月14日

 

今回訪問したのは、

いなべ市藤原町篠立4007にある「永明山長楽寺」。

曹洞宗の寺院で、本尊は釈迦如来。

寺伝によると、養老6年(722)、泰澄大師が刻んだ

馬頭観音像を安置したのが寺の始まりとされる。

「本堂」には、延享元年(1744)に、

曹洞宗永平寺末寺として開山した黙山和尚の木像がある。

 

集落にある道案内に従い、山へと登っていく。

 

駐車場。

 

駐車場にある由緒書。

 

(由緒書)

曹洞宗 永明山長楽寺

           いなべ市藤原町篠立四〇〇七番地

           電話〇五九四-四六-三一二六

    ・秘仏 馬頭観世音菩薩

 奈良時代養老六年(七二二)越前(福井県)の泰澄大師 刻みたまい、

西山の奥地、権現に茅宇を作り安置されるという。

 鎌倉時代建保三年(一二一五)三月二日、村長に「我観音ナリ。衆生

済度ノタメ里近ク降ラン」との夢の告あり。翌三月三日、山を下り、元

観音さん(今も石積み残る)といわれている処に、草堂を建て、観音

さんを安置し、永明山長楽寺と名づけられる。

 江戸時代宝暦二年(一七五二)三月三日、名僧のほまれ高い黙山和尚

によって、曹洞宗永明山長楽寺として開山される。以来、二十二代の

禅僧により守仏信仰を重ね今に至る。

 明治四十三年(一九一〇)四月、現在地に再建される。

 禅堂内に安産子安地蔵・水子観音が祀られ、これまた信仰を集めている。

 前記の他に次の諸仏が祀られている。

  釈迦牟尼仏・大権修理菩薩・菩薩達磨

  御開山・賓頭盧尊者・天女など

この山上に龍王様が祀られ、里人は"水を守る龍王さん"と仰いでいる。

 この寺は、約一三〇〇年前から日本の歴史と共に歩み、法灯を輝か

している。

 

年間行事(略)

 

龍 王 様

(通釈)

そもそも西の山に登ると、石の小道が長く続く。

やがて白雲が湧くあたりに、ほこらがみえる。

ああここに龍王様が水を守っていてくださるの

だ。この龍王さんをお祀り申して、ふるさとは

いつまでもさかえる。

 

 

ここで、一旦集落まで歩いて戻り、「参道」入口へ。
「参道」入口付近の様子。

道標の石碑が建つ。

 

(解説文)

長楽寺の参道 道標

この道標は江戸時代中頃に

建てられたという。

「くゎんおん ミち」と刻まれ

ている。

 

 

「参道」を登っていく。

直線で足元は平らだが、結構な急坂となっている。

 

途中、駐車場への道を横切る。

 

「参道」の最後は、石階段へと変わる。

 

素敵な石垣。

往時は、この辺りに「山門」があったのかと想像が膨らむ。

 

解説板。

 

(解説文)

長楽寺

 曹洞宗永平寺末・市内唯一の曹洞宗寺院

 馬頭観世音 水琴窟 モミの大木

 

 

龍王様の七言絶句?

 

隣には、手水鉢と小さな龍王様。

 

境内の様子。

 

「地蔵堂」。

 

「本堂」。

豪雪地域の建て方かな?

 

「梵鐘」。

 

「動物之墓」。

 

水場付近の様子。

 

「手水鉢」。

 

「水かけ地蔵尊」。

 

奥に見えるのが「水琴窟」?

 

「本堂」の左後方の高台上に建つ「観音堂」。

元々は、山上にあったが、この地は雪も多く、

不便であったため、明治43年4月に山上から移された。

この「観音堂」には、秘仏として馬頭観世音が祀られている。

 

「観音堂」の由緒書。

 

ふと、上を見上げると、何やらヤバそうな物を発見。

時期的に大丈夫だと思っていたら、黄色いのが飛んでいた。

 

恐々、駆け足で参拝。


 

「観音堂」前にある「安伽地蔵」。

 

古木モミ。

 

北側の駐車場。

 

更に北に進むと、烏帽子岳登山口がある。

やはり、熊に注意が必要な様だ。