訪問日 令和3年11月15日
今回訪問したのは、本巣市下真桑548-1にある「仙石山教念寺」。
浄土真宗本願寺派の寺院。
本巣市指定有形文化財として、「顕如上人真影(慶長9年(1604))」、
寺院全体の様子。
「山門」付近の様子。
文化財の標柱。
境内の様子。
「本堂」。
「本堂」に吊り下げられている「梵鐘」と「時の太鼓」。
時 の 太 鼓(解説文)
北方陣屋初代の戸田光賢が元禄十年(一六九七年)将軍徳川綱吉の
前で得意の馬術を披露し、その褒美として時の太鼓創設を許された。
本来は大名でなければ使用できないものを許可された上に御
三家(水戸、尾張、紀伊)だけの打ち方も許された。太鼓は大小各
一つずつあり、小さい方が当寺のこの太鼓である。
親鸞聖人像。
「御堂」?「経堂」?
紅梅と「権現石」。
権現石(腰掛石)(解説文)
慶長五年(一六〇〇年)関ヶ原合戦
の折東軍徳川家康は岐阜から赤坂へ
向う時東山道を通り教念寺に立ち寄
られ、暫し休憩をとられた。
紅梅の木の下にあった庭石を格好
の休み所として武装のまゝ腰掛けら
れた。それより敵の目を逃れるため
当寺第四代宗順住職が、ひそかに数屋
(糸貫町)の渡舟場まで案内し無事に
関ヶ原に着かれた。
そのほうびとして門前に制札を賜った。
「鐘楼」前にある「旧鬼瓦」。
(石碑文)
記
当山教念寺は、明応五年(一四九六年)
に初代釋了道によって開創され、今日まで
五百有余年の間法灯を絶やすことなく受け
継いできました。
現本堂は、文化十五年(一八一八年)に
第十世釋大智により再建され、以後百八十
余年風雨に耐え門信徒の念仏道場として
護持されてきました。
時に蓮如上人五百回遠忌法要を明年に
お待ち受けするにあたり、永年の門信徒の
懇念が結実し、本堂・山門屋根瓦修復工事
が落成することができました。
この鬼瓦は、本堂が文化十五年に再建さ
れた当時のもので、私たちのご先祖のご労
苦の証としてここに保存します。
平成九年十月
願 主 第十八世 釋教音
施 主 教念寺門徒中
工事請負者
真正町
本巣天井株式会社
大垣市
有限会社 北野屋根工事店