訪問日 令和元年 9月 2日
今回訪問したのは、津島市良王町2-15にある「松尾山不動院」。
真言宗智山派の寺院で、本尊は不動明王。
創建時期は不詳だが、
延徳2年(1490)に政長上人によって再興されたといい、
津島でも最も古い寺院の一つと考えられている。
連歌師宗長による「宗長手記」の大永6年1526)の条には、
この寺が正覚院と呼ばれ、織田家の賓客の宿坊の役割を果たし、
複数の塔頭を持つ盛大な寺院だったことが記されている。
「山門」付近の様子。
寺院は、南面している。
解説板。
不動院(解説板)
山号は松尾山です。真言宗智山派の寺院で本尊は不動明王です。寺号山号はたびたび
変わり、永正の頃には正覚院と呼ばれていました。戦国時代勝幡に城を構えた織田
弾正忠家の接待館として機能しており、信長の祖父信定が連歌師宗長をもてなしたこ
とが『宗長手記』に「おなじ国津島にたち侍る。旅宿は此所の正覚院。領主織田霜台
息の三郎(織田信秀)礼とて来臨。折紙などあり。宿坊興行。」と記されています。
境内の様子。
「手水舎」。
「本堂」。