柳森神社(千代田区) | 鬼丸のブログ

鬼丸のブログ

気儘に写真を載せてます。

主に、城跡・神社かな。

訪問日 平成28年12月18日


今回参拝したのは、

千代田区神田須田町2-25-1に鎮座する「柳森神社」。

神田川の畔に鎮座し、対岸には秋葉原駅がある。


祭神は、倉稲魂大神。

長禄2年(1458)、太田道灌が江戸城の鬼門除けとして、

植樹した柳の森に、京都の伏見稲荷を勧請したことに由来する。
万治2年(1659)に、神田川堀割の際に、現在地に遷座した。

又、「おたぬき様」と呼ばれる親子狸のお守は、

勝負事や立身出世、金運向上にご利益があると信奉されている。

江戸時代には、「烏森神社」、「椙森神社」と共に、

「江戸の三森」として信仰されたとのこと。


境内全景。
柳森神社1


「鳥居」付近。

柳の木あり、風情がある。

夏の夜は、白い着物の女性が立っていそう。(笑)

柳森神社2


境内は、道路より低いため、

「鳥居」をくぐるとすぐに階段を降りることになる。

階段横には、千代田区指定有形民俗文化財の

「富士講関係石碑群」がある。

柳森神社8 柳森神社7


「手水舎」と「手水鉢」。

柳森神社5 柳森神社4


「拝殿」等の鎮座する主要部と「手水舎」等のある部分の間には、

朱色の柵と「鳥居」がある。

柳森神社53 柳森神社52


柵の横にある「狸」の石像。

台座には、「福嘉 たぬき尊像」とある。
柳森神社13 柳森神社14


先ずは、参拝。

「拝殿」。

神紋は、「二つ穂変わり抱き稲」。

柳森神社41 柳森神社42 柳森神社50


神使の「御狐様」。

一般的なものと阿吽が逆になっている。
柳森神社35 柳森神社34

 

「本殿」。
柳森神社49


「拝殿」横にある「幸神社」の由緒書。

室町時代、後小松天皇の御代の創建で、

元々芝増上寺大門付近にあったが、

寺域拡張の際、現在の神田富山町辺りに遷座。

昭和20年、密かに御神璽を当社に預けた直後、

空襲により、神社周辺が灰燼に帰してしまった。

昭和22年、正式に当社に合祀されたとのこと。

柳森神社32


続いて、境内の探索へ。


「拝殿」右手前に鎮座する「福寿神」。

元々「福寿いなり」だったのに、神使は何故か「狸」。

柳森神社36 柳森神社27

 

由来書。

五代将軍綱吉公の生母桂昌院が、

江戸城内に創建したのが始まりと言われる。
柳森神社29


左隣の祠。

社名等の表記が無いが、神使が「狸」なので、「福寿神」関連か。
柳森神社31


この「福寿神」には、専用の「鳥居」もある。
柳森神社61 柳森神社44

 

「鳥居」横にある「狸」の石像。

柳森神社43


「拝殿」前にある「御衣黄桜」。

柳森神社38 柳森神社39 柳森神社37


 「金比羅宮」。

柳森神社24 柳森神社25
柳森神社26


「明徳稲荷神社」。
柳森神社16


「秋葉大神」。

珍しいタイプの「狛犬」。

柳森神社18 柳森神社19


「水神」「厳島大明神」「江島大明神」。
柳森神社20 柳森神社21


神使は「龍」。

「籠神社」の奥の宮「真名井神社」の神使を思い起こさせる。

柳森神社22


「手水舎」の奥にある千代田区指定有形民俗文化財「力石群」。

合わせて13個あるらしい。

柳森神社11 柳森神社10

  

「拝殿」横の建物。

柳森神社45
    
 この建物の道路沿いに、神社の由来書が掲げられている。

柳森神社54 柳森神社60


そして、「ヘラ画」と呼ばれる鯉?の絵。

なかなかの大作。

柳森神社58 柳森神社57
       

自分が参拝中にも、地元の中学生が参拝に来ていた。

地元からの信仰は篤い様だ。