上有知湊跡(美濃市)/住吉神社(美濃市) | 鬼丸のブログ

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気儘に写真を載せてます。

主に、城跡・神社かな。

訪問日 平成28年 5月 4日


今回訪問したのは、美濃市にある「上有知湊跡」。

「小倉山」の北側にある長良川沿いにある。


「小倉山城跡」の「本丸跡」から向かう。

「本丸跡」西側の「富本稲荷大神」の横から、遊歩道が続いている。
上有知湊跡1 上有知湊跡2
上有知湊跡3


所々に「石垣」があるが、これは後世のものだろう。

上有知湊跡4 上有知湊跡5


山を降りきると、一般道に出る。

トンネル手前を案内板に従い降る。
上有知湊跡7 上有知湊跡8


水路を渡ると、長良川河畔に出る。

上有知湊跡10 上有知湊跡12


上流には、現存する日本最古の近代吊橋である「美濃橋」が見える。

1916年完成で、現在は国の重要文化財に指定されている。

上有知湊跡14 上有知湊跡15


下流に灯台が見える。

あの辺りが湊跡となる。
上有知湊跡13


シンボルの「住吉灯台」。
上有知湊跡18 上有知湊跡21


灯台前に解説板。
上有知湊跡20 上有知湊跡19


県指定史跡 上有知湊跡(解説板)

 慶長六年(一六〇一年)金森長

近が領主となり小倉山城を築き、

城下町上有知をつくりました。そ

の繁栄策として、ここに上有知川

湊を開き、番船四十艘をおき、物

資交流の要地としました。その後

江戸時代は美濃国四大川湊の一つ

として明治末年電車が開通するま

で水運の要点でした。

 この住吉灯台は水の守護神、住

吉神社の献灯を兼ねて江戸末期に

建てられ、夜毎川面を照らしてい

ました。川湊の灯台として現存す

る全国的にも珍しい貴重な建造物

であります。

 美濃市教育委員会



灯台横から川へ降りることができる。

当時は、ここで物資を船に載せたり、降ろしたりしたのだろう。
上有知湊跡40 上有知湊跡41


湊跡の横には、詩碑がある。

文化10年(1813年)初冬、美濃遊歴の文豪頼山陽と村瀬藤城が、

ここ上有知湊で別れる際に、詠んだ詩らしい。
上有知湊跡23 上有知湊跡24


横にあった「石燈籠」も古く、文化11年のもの。
上有知湊跡26


振り返ると小倉山を背に、「住吉神社」が鎮座している。


道沿いに朱色の「一の鳥居」。
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先程渡った水路を山側に渡る。
上有知湊跡29


渡りきると左側に「手水鉢」がある。

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階段を登ると「二の鳥居」があり、正面に祠がある。
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「住吉神社」の祠の左右にも境内社があるが、

神社名等は不明。

上有知湊跡37
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「二の鳥居」付近から見た湊跡付近。

当時は、もう少し川が見えたのかな?
上有知湊跡38