【QWER企画】QWER、何故こんなに売れているのでしょうか? 秘訣3つのポイント | 我楽多箱

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ガールズバンドQWERチョダン、マゼンタ、ヒナ、シヨン

 

 

デビューしてまだ1年も経っていないのに、このような成果は驚くばかりだ。ガー

ルズバンドQWERをめぐる評価だ。

先月21日に発売したQWERミニ1集のタイトル曲「悩み中毒」は現在、主要オン

ライン音源チャートの上位に定着している。9日午前9時現在、Melonトップ100

チャートで4位、Bugsデイリーチャートで4位、genieデイリーチャートで5位だ。

 

「悩み中毒」は発売直後は主要音源チャートに入ることができなかったが、次第に

口コミで広まり、5世代を代表するグループであるILLIT、TWS、そして音源王と

呼ばれるZICO、IVEと肩を並べるようになった。デビュー当初は「陰のアイドル」

と呼ばれる程だったQWERが大衆的なバンドとして定着することができた秘訣は

何だろうか。


◇ボーカルパフォーマンスの魅力

 

QWERシヨン

 

 

バンドにおいて、ボーカルはチームのアイデンティティのようなもの。ボーカルが

どのような音色を持っているかによって、バンドの色も変わる。

 

QWERはデビュー曲「Discode」から最近リリースした「悩み中毒」まで、Jロック

スタイルを追求してきた。Jロックはスピード感のある音楽で歌いやすいという特徴

がある。QWERも爽やかなメロディーに、ほとんどが韓国語の歌詞でイージーリスニ

ングを追求している。特にボーカルの清涼感のある音色と豊かな表現力が曲の完成度

を高めたという評価が支配的だ。

 

YouTube 1theKチャンネルキャプチャ

 

 

シヨンは真性最高音が3オクターブソロで非常に高い方。真性と喉元を自由に行き来

できるので、消化できる曲のスペクトルが広い。ステージマナーも良い。シヨンは

2021年8月に日本のAKB48の姉妹グループNMB48のメンバーとして活動した経験も

ある。QWERの中で唯一再デビューしたメンバーです。

その経験もあってか、ステージ上で見せるジェスチャーや表情がとても自然である。

確かな歌唱力に加え、ステージマナーも良いので、音源と同様にライブステージも

人気です。

YouTubeに公開されたQWERのライブ関連映像は、公開されると平均50万回以上

の再生回数を記録する。慰問公演、大学でのバスキングなど、QWERは様々な形

でファンと交流することが多いが、そのたびに「ボーカルシヨンのためにQWER

のファンになった」というコメントをよく見かける。オンライン上の話題性が

音源パワーに移ったのだ。

 

◇サブカルチャーの良い例 

 

QWER公式YouTubeチャンネルキャプチャ

 

 

QWERはサブカルチャーの盛り上がりをうまく利用した。かつてサブカルチャーと

いえば、いわゆるサブジャンルと考えられていたが、最近、コンテンツ消費のスピ

ードが速くなり、むしろ大衆文化の主流になりつつある。代表的に日本の人気アニ

メ「최애의 아이(推しの子)」のブームだ。「推しの子」の人気は、OSTを歌った

日本のバンドYOASOBIが国内コンサートで熱い反響を得るほどだった。

QWERのデビュー過程は300万人のチャンネル登録者を持つYouTubeチャンネル

「피지컬 갤러리(フィジカルギャラリー)」を通じて公開されたが、コンセプト

自体を「推しの子」から取り入れた。プロジェクトガールズグループの形式で

メンバーが一人ずつ加入し、QWERのデビュー曲「Discode」もYOASOBIの

「アイドル」と似た雰囲気を漂わせ、大衆の注目を集めることに成功した。

 

 

◇堅固なファン層

 

チョダン、マゼンタYouTubeチャンネル

 

YouTubeヒナ(냥뇽녕냥(ニャンニョンニャンニャン))チャンネルキャプチャ

 

 

QWERのようなプロジェクトグループは一般放送のサバイバル番組でもよく見か

ける。ただ特異な点があるとすれば、QWERメンバーはデビュー前のYouTube

クリエイター、DJなど様々な活動歴を持っているということだ。

人気もかなりのものでした。チョダンとマゼンタの個人YouTubeチャンネル登録

者数はそれぞれ69.5万人、51万人だ。ヒナもYouTubeで「ニャンニョンニャン

ニャン」という名前で63万人のチャンネル登録者を保有している人気クリエイタ

ーです。3人とも動画だけをアップすれば、かなりの再生回数を誇っている。

QWERのメンバーは既存のファン層が厚い上に、QWERを制作したキム・ケランも

300万人のチャンネル登録者を持つ大型クリエイターなので、ファンの流入が比較

的スムーズだった。

キム・ヘンシク文化評論家は「QWERは韓国では珍しいガールズバンドだ。それだけ

でも需要層があるはずだが、サブカルチャーの上昇傾向と相まって頭角を現した。特

に発売した曲はどれも共感できる歌詞と爽やかなメロディーなので、QWERの好成績

は予見されたことだ」と評価した。

 

 

(IS plus)

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またQWERのブレイクに関しての考察記事が出ていました。ブレイクの仕方自体が

過去に例を見ないイレギュラーなブレイクなので、様々な角度から考察されていま

す。Jロックというか、日本で比較的ポピュラーに聴かれる音楽に近いものが韓国

の大衆層で好まれてる現象は最近でも(g)I-DLEの「Fate」などでも指摘されてま

したが、普段日本に住んでいる身としては全く実感がわかないのもあってか、何処

か面白い現象だなと感じてます。