それでも明日はやってくるんだろう(スーパーヒーロー大戦轟(妄想)ストーリー) | JIROのブログ

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「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

以下の文中で役者諸兄の敬称は省略していること及び、

実現性は著しく低い妄想であることをご寛恕願います。

 

 

碧き地球がいの一番に映し出される。

そこに被さる黒い影。

戦艦を思わせるその内部ではいかにも世故に長けた男が視線を配っている。

 

「たまさかとはいえ、こんな絶好の商機を見逃すわけにはいきませんね。」

 

ほぼ同じ頃合いで不穏な気配を察知した2人がいた。

ひとりは常槍鋭一郎ISA本部長(堀部圭亮)。

もうひとりは警視庁を定年退職してから第二の人生に精進する本願寺純(片岡鶴太郎)。

 

 

数日後、腹筋崩壊太郎(なかやまきんに君)らが出演するイベントが開催される。

観客席には範道大也(井内悠陽)らも腰掛けていた。

すると唐突に、夥しい頭数の機械化兵士たちが押し寄せてくる。

 

爆上戦隊ブンブンジャーに変身する装備は手元になく窮地に陥る5人。

否や、全く意図しない方角から2発の銃声が響く。

 

「久しぶりだね。わざわざこの惑星まで食べ歩きの旅行でも?」

「相変わらずじゃねぇか。テメェこそコソ泥稼業に精を出しているのか?」

 

憎まれ口をたたき合った海東大樹(戸谷公人)とキャプテン・マーベラス(小澤亮太)。

仮面ライダーディエンドとゴーカイレッドにそれぞれ変身。

カメンライドと豪快チェンジの連続で兵士たちを一掃する。

 

 

同じ時間帯にショウマ(知念英和)が訪れたお菓子の展示会も襲撃を受けていた。

「人類の自由と平和」を左右する事態と判断し、仮面ライダーガヴに変身して突破口を開く。

 

全員が避難したところで、これまでに見たこともない怪人が参戦した。

圧倒的な防御力に苦戦する仮面ライダーガヴ。

宅配便を届けに来たドンモモタロウ(樋口幸平)との「縁」が味方してどうにか切り抜ける。

 

 

撤退した怪人「アイソレーション」(キャスト未定)はあの戦艦内部にいた。

「ナーバス」「エークス」(同じく未定)ら3幹部揃って戒めを受けているのだ。

 

彼等は「BLACK HEALTH DEVIL(BHD)」の重役たちである。

様々な星で住民の健康を阻害してから暴利を貪る企業組織だ。

CEOである「クレイジー・サザーン・カノー」(南原清隆)をして強欲さが知れ渡っている。

 

カノーCEOにとってコロナ禍以降の地球は願ってもない「濡れ手で粟」なのだ。

しかしスーパーヒーローたちによってその謀略は阻止されていく。

 

「そこまで私に刃向かうならばいいでしょう。吠え面をかかせてあげますよ。変身!!エーコラァ!!」

屈辱によって怪人態デビルモードとなったカノーCEOが直々に率いる兵士たち、

及び深手を負った3幹部と融合して戦艦から変形したBHDロボの大攻勢がはじまる。

 

 

共闘する仮面ライダーガヴと爆上戦隊ブンブンジャーたちへ大火器が降り注ぐ。

引退したとはいえ警察官の誇りに燃える本願寺は量産型仮面ライダーマッハに変身し、

常槍と団結して若者たちの窮地を救う捨て駒になろうと突進した。

 

「やめてくださいよ。そういうのは課長のガラじゃない。脳細胞がトップギアすぎる。」

「泊ちゃん!!」

「俺らしくなくスピードが足りなかったな。改めて。ひとっ走り付き合えよ!!」

 

仮面ライダードライブ(竹内涼真)が参戦したことで戦局は振り出しに戻った。

彼等の熱さを受けて仮面ライダーガウの闘志が更に燃え上がる。

最終決戦の直前、仮面ライダー轟鬼(川口真五)に受けた特訓の、そして「甘味処たちばな」皆さんの思いやりに応えるのはこの時を措いてありえない。

 

仮面ライダーガヴが劇場版限定の「ゴーカンゲキフォーム」に変身したその瞬間、

ブンブンジャーロボも発奮した5人の熱さ、

更に腹筋崩壊太郎の「パワー」によって「ソウルバーニング」となった。

ボウケンレッド(高橋光臣)の指揮を受けたゴーゴービークルも武装として合体する。

 

ブンブンジャーロボソウルバーニングがBHDロボを「轟々爆上完了」させたのと同時に、

仮面ライダーZX(菅田俊)の助太刀により威力を増強させた仮面ライダーガヴ並びに

仮面ライダードライブタイプフォーミュラふたりの合体技がカノーCEOを討伐する。

 

 

ガッシリと握手を交わし、スーパーヒーローたちはめいめいの戦場に戻った。

恵み多き地球の碧をずっと守り抜いていくために。