酔いどれ春日部のBaby | JIROのブログ

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「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

2024年7月13日・14日にかけて、石ノ森萬画館で

クレヨンしんちゃんと仮面ライダーの連動した展示などが

開催されているようです。

 

企画を宣伝する掲示物には「かすかべ防衛隊」の5人が

昭和ライダーたちにコスプレしており、

 

ネネちゃんの仮面ライダーZXがやけに似合っている。

ボーちゃんが仮面ライダースーパー1なのは昔のゲームで

宇宙空間における関門だったから?違うか(笑)。

 

マサオくんが仮面ライダーアマゾン、

風間くんが仮面ライダーBLACK RXに扮装している他の面々は

しんちゃんが担当していました。

 

 

つと思い出したのが、『クレヨンしんちゃん』の劇中で

ひまわりちゃんが妹になる以前は、

「ゴキブリごっこ」「セミごっこ」などしんちゃんが

ひとりで遊ぶ場面が結構あった気がします。

 

あれって、しんちゃんが思うらくは自作しているんですよね?

 

空き缶でアクション仮面の像をつくる計画を立てている際、

材料は自分で調達するつもりだったことを鑑みても、

ひろしやみさえが提供しているわけではあまりない印象を受けます。

 

ちょっとしたギャグでしたけど「毛虫から蝶に変身ごっこ」という、

『欽ちゃんの仮想大将』さながらの巧みな仕掛けを施したものもありました。

 

その在り方に、アタシはいろいろと感心する次第なのであります。

ADHDのアタシが手先が全然動かないことを差し引いても。

 

 

しんちゃんが持ち合わせる手先の器用さも勿論なんですが、

自分で設計したものを満足がいく水準にまで仕上げる

「職人気質」とでも云いましょうか。

 

実際に、アクション幼稚園の課題などでつくった粘土像を

「ゲージツ作品」などと評したり、他人から高い評価を受けた

成果には人一倍こだわっているようです。

 

そうした創意工夫の才能や、作品に対する愛着心、こだわりを

培ったのは、母親である野原みさえであろう、と

アタシは思うのです。

 

 

「親バカ」と読者からは受け取られてもしょうがないのですが、

しんのすけの感性や芸術に対する興味をみさえは凄く大切にしています。

 

「彼のために」と見学にいった音楽教室では「凡才」などと侮蔑された

ことで「誰がお前なんかの世話になるか!」などと激怒していました。

 

みさえが家族以外の人物に激怒するのは、家族や近しい人たちを

馬鹿にされたことが多い、とアタシの知る範囲ではそう思います。

(パートタイムで働こうとして、ひまわりへの悪態に逆上したりなど)

 

そして、「ドケチ」と周囲から何かと云われるみさえですが、

裏を返せば、使えるものはとことんまで使い抜く倹約の心構えと云えます。

(初期の挿話では「見栄っ張り」という性格も強調されていますが)

 

そういった躾が、結果的にしんのすけの適性を伸ばしていったのではないか、

というのがアタシの云いたいところでして。

 

「製品と資源の価値を保全・維持し、廃棄物の発生を最小化しようとする」

考えに基づいた「循環型経済」という言葉がアタシは好きで、

廃材を加工した家具など「アップサイクル」という概念も共鳴できます。

 

こういった思想をわかりやすく説明し、実感をもってもらうためには、

『クレヨンしんちゃん』っていい教材になるのかな、と思いました。

 

 

まあ、なんやかんや云うて、

「♪My Sweet Home 埼玉  クレヨンしんちゃんがベスト!!」

「いや~、それほどでも。」(「埼玉レディ・ブルース」)