例えこの身がこわれようとも 妄想花萼シリーズその10 | JIROのブログ

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「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

7月10日は「ウルトラマンの日」だそうです。アタシも好きです。

 

160ヶ月にわたってpixivでやっていた二次創作では、

 

『ウルトラマン80』(だっけ?)で物語の重要項目だった

「マイナスエネルギー」という固有名詞を便利なのでずっと使っていました。

 

 

『ウルトラマン』サーガの悪役もだいぶ出しましたが、

だいたいは宇宙人で、怪獣はそこまで重要な役割ではなく、

「再生怪人」と同等の扱いだった、はず。

 

というのは、アタシは非戦論者です。だから、

「殴られた側はそりゃ痛いし、殴り方を知らなきゃ殴った側も手を痛める」という

ことを発信したいという動機が、かくも長々と駄文を連ねてきた理由のひとつです。

 

だもんで、スペシウム光線とか喰らった怪獣がどのように苦悶するのか?

アイスラッガーとかで斬り立てられている際に痛みを感じているのか?

 

映像では想像できても、アタシの文章能力では到底皆様に共鳴してもらえまい。

そんな訳で、ヒトと意思を疎通するのが難しい面々をあまり出さなかったわけであります。

 

ゴモラとかタイラントとかゼットンとか大好きですけどね。

 

 

などという前置きとは関係なく(じゃあ書くな)、

「描写していて楽しかった宇宙人」3人を列挙します。

 

 

まずは『ウルトラマンSTORY 0』に基づいて登場させたババルウ星人。

#クロスオーバー #仮面ライダージオウ Keep Smilin’ ―― 憂き世見和がす轍を嚮(むか)う、 - pixiv

 

真船一雄氏の原作で、

ガッツ星人、ナックル星人などの荒くれ者を牛耳るのがコイツ、という人選(?)に

驚いた方も多いのではないでしょうか。

 

孫悟空よろしく毛髪が分身体になり、更にめいめいが変身能力を発揮する「離れ業」と

ウルトラキーを奪取した後の暴れっぷりは確かに貫録があったけど、

あとはイマイチ覚えていない(笑)。

 

ではなぜ、この人を拙作においても「ベリアル帝国」再生幹部たちの頭目にしたか。

なんっつっても、顔がイイ(笑)。『ウルトラマン』サーガでも随一の美形悪役だと思う。

(といっても、『メビウス』以降は知らない)

 

ホスト紛いにして財力を蓄え(笑)、変身能力と策謀で競争相手を陥れ、

自分の兵力を秘密裏に整えていったのではないかいな、という、

怪人四十面相や高遠遙一など「犯罪者」って形容が似合う、かなりのワルとして好き。

 

 

続いてはやはり『STORY 0』からテンペラー星人。

上述の愚作では、五代雄介・仮面ライダークウガと対決させています。

 

バルタン星人を継承した蟹鋏、頭頂部からの毒煙、

猛火の噴出、電撃を帯びた撓る打撃、光線技など、

ウルトラ兄弟に匹敵するほど手数が多い。

 

ただ原作では、「ヒッポリトタール」を主に使用していました。

 

かの必殺武器を提供したヒッポリト星人がこびへつらっていた

化けの皮を脱いだとき、好敵手と認めたゾフィーをかばって

自ら粉々になった「武人」っぷりを強調できて楽しかったです。

 

 

そして、最も好きな宇宙人は『ウルトラマン』に登場したメフィラス星人です。

 

2011年、最初期にこさえた『ウルトラマン対仮面ライダー』のパスティーシュは

地球固有の怪獣たちを捕獲する作戦のためと、それ以上に「遊戯」として、

ブルトンを遠隔操作するメフィラスが黒幕になっていた、という設定です。

 

『STORY 0』でもババルウに次ぐ星間連合の副官っぽい役柄なんですが、

互いに相容れないことからゾフィーらと戦うことなく、ウルトラの父を

奪還するための鍵を自分から彼らに渡すところもイイ。

 

ただ、アタシは御童カズヒコさんの冥府羅州烈風斎(通称「めひらす」)が大好きで。

 

『コミックボンボン』で連載されていた『ウルトラ忍法帖』の悪玉「朧党」の首領なんですが、

人遣いが荒い(「忍獣」だけどね)一方で、側近とか優秀な部下にはちゃんと報いる。

 

「何も云うな。何があってもお前たちはわしの可愛い子分だ!」とか、

「ちょっと待て。休日手当だ。子供に何か買っていってやれ!」とか、いい上司。

 

「悪質宇宙人」では全くないんだけど(笑)。