前回の記事で、小池栄子さん主演の
『新宿野戦病院』について触れましたが、
その役柄「ヨウコ・ニシ・フリーマン」は
軍医を当初から志望していたとはいえ、
「硝煙弾雨」の戦場にいきなり配属され、
そこから13年勤務してきたという
気骨のある女性らしい。
新宿、そして軍務経験。
アタシの中で思いつくのはそう、
北条司さんの『City Hunter』
並びに『Angel Heart』。
冴羽獠は飛行機事故で家族を失い、
傭兵として生き延びてきた過去を持つがゆえに、
ヨウコと意気投合するのではないか、なんて。
まあ、「獠ちゃんもっこり~」と飛びついて
張り倒される画しか今は思い浮かばないけど。
誰もが考え付く展開だと思いますので、
これで二次創作はしないと思う、多分。
でもファルコン(海坊主)の喫茶店で
ぽつりぽつりとふたりで語り合うなんていう
情景も思い浮かんできてしまったな、うん。
あとアタシの新宿のイメージっていうと、
実際に寄ったのはバスタ新宿くらいなんですが
(夜行バスを今後使う機会はきっとないと思う)
そういった架空の情景とすると、
藤圭子さんの「新宿の女」は大きいですね。
「♪バカだな バカだな 騙されちゃって」
せつせつと歌い上げるのがなんとも言えないですな。
カラオケで一度歌ったら
自分の下手さにうんざりしちゃったなぁ。
話をドラマの内容(まだ放映されていないけど)に
戻しますと、アタシは非戦主義者であります。
ですから、アタシの書く駄文では
なるだけ痛みや悲惨さを想像できるような
言葉の選び方をしております。
ただ娯楽として受け取っていただきたいので、
相当に生ぬるい表現であるのですが。
「まともに嗅げば正気を害するほどのひどい臭いが充満する凸凹の地面に、
しぼんだり膨張したりを疎らに繰り返す五体を未練たらしく引き摺りながら」
「頭部や両腕を泥人形よろしく崩落させ、瓦礫の片隅でくず折れる
その成れの果ては、海鳥たちの大した正餐として
ついばみ尽くされた土佐衛門と皆目
見分けがつかないものになっている。」
とかこんな調子でございますね。