NHKのデータ放送を閲覧していたならば
たまたま、
「ショッカー風の容疑者が云々」という
記事をたまたま見つけたのですが、
その事件の真偽については問うまい。
敢えて云おう、
ショッカーは怖い組織なのだ!!
(2006年に水嶋ヒロ氏が主演した
『仮面ライダーカブト』を2024年現在
視聴したら、「光陰矢の如し」を実感した
からこそ特に)
1972年11月26日『少年サンデー』で
赤塚不二夫さん『レッツラゴン』のおまわりさんが
「なにかもうかることはないかなあ!!
たとえば、カラーテレビがただで手に
入るような……」
(小学館文庫、2005年より)
と口走っていたことや、
(とある記事での内閣府統計だと
1971年で42%ちょい、
1972年で61%だとか)
漫画家のトニーたけざき氏が
1973年1月末期では
(『キカイダー02』の特別雑誌で言及しておられた)
カラーテレビを所持していなかった二点からして、
「白黒テレビで観たらショッカー戦闘員ってだいぶ
怖かったんじゃないの?」という説を唱えたい。
想像していただきたい。
夜間の繁華街などにおける照明が
地方によって違うだろうけど
2割~3割になった時点で襲い掛ってくる
「黒ずくめの組織」を。
それは差し置いても、
仮面ライダーを小説にした出版物の中では、
アタクシの視点で(あくまでも)
ずば抜けた面白さである
和智正喜氏の『仮面ライダー 1971 ―― 1973』
(講談社ノベルズで2002年・2003年出版された
著作に「加筆修正」した大作、エンターブレイン、2009)
における<ショッカー>描写こそが白眉であると思うのであります。
正直な意見といたしまして、
庵野秀明氏の『シン・仮面ライダー』を拝見した際、
冒頭部分を視聴して「小説版と同じじゃ……?」
と感じたことを申し上げます。
600頁を超える小説ではありますが是非ご一読いただきたい。
そもそも、特撮テレビドラマ『仮面ライダー』第1話で
ショッカー首領(アタシの二次創作では“大首領”)が
改造手術を強制された直後の本郷猛に語るその言い草にすれば
「総ての人類を改造人間にして自由意志を奪った世界。
その頂点に立つのが私だ。」
(どのような科白だったかは正確に思い出せません、ごめんちゃい)
というふうに恫喝していた記憶がございまして。
2024年現在だからこそ言い知れぬ恐怖を感じるのは
アタシだけでしょうか。
石ノ森章太郎先生の萬画版では
「10月計画」と称して
ショッカーが開発した腕時計型の洗脳装置を
日本全国に配ろうとしていたのが
時の政権そのものなのであります。
「金と政権の匂いに媚びるのはよしておくれ」