ついに歌丸師匠も鬼籍に入られたのか、と思うと残念です。
なんといっても、先代の圓楽師匠との掛け合いが好きだった。
「そいつは何者だね?」→
「どこの馬の骨だか」とか、
若竹の借金ネタとか。
ベートーベンの「運命」が鳴るやつで、
「女房のフジコを東尋坊から突き落とそうとした、
でも、
体を躱されて俺が落ちた」とか。
相撲部屋の関取のネタで、
「親方、大正生まれは儂一人でごんす」とか、
「久しぶりだね、元気かい?」→
「おお、日露戦争以来だなぁ」とかってのもあったなぁ。
今の圓楽さん(楽太郎さん)が、占いか何かのネタで、
「七草が映っておりますな、
仏の座も近いでしょう」
とかの言い争いとか、
「圓楽さん聞いた?」で告げ口して
結局2人揃って、
座布団を皆持っていかれたりとか。
木久扇師匠が「いやん、ばか~ん」とかやった後で、
「圓楽さん、席順変えようよ」とかも
愛嬌があって好きだったなぁ。
色々な答えで、「ファンあっての笑点の我々です」
みたいなのをよく仰ってたのも
歌丸師匠だったと思います。
今頃は談志家元とか先代の圓楽さんとかと
様々な思い出話をされているのだろうか。
ご冥福を心よりお祈りいたします。