「薄氷を履む思い」とでも言いましょうか…。
昨日の神戸戦…
川崎 2-1 神戸
川崎のメンバーは、多くの怪我人が帰ってきました。
そのせいか、最近活躍していた山村選手がサブにさえ入りませんでした。
コンディション面など、私たちが知り得ない面があるのかもしれませんが…。
前半
フロンターレペースで試合が始まり、得点は時間の問題かなと思って見ていました。
20分
家長選手の浮かせたボールをマルシーニョ選手がゴール前で受け、相手GKを交わしてゴール!
ゴールが決まったことを確認して、ベンチのジェジエウ選手のところへ走って行き、喜びを分かち合いました。
神戸はGKがボールを持った際、低い位置でボールを回し(かつてのフロンターレのよう)、そのボール奪取を狙う川崎攻撃陣。
小林悠選手が一度決定的なチャンスを得ましたが、得点に至らず…。
川崎の得点後は、神戸ペースの時間が長かったように思います。
ですけど、神戸攻撃陣には仕事をさせなかった45分でした。
前半終了時点で、横浜F・マリノスは浦和に2-0でリード…。
マリノスがこのまま勝てば、川崎フロンターレには引分けさえも許されません(結果は、マリノス4-1浦和)。
ACLで決勝まで駒を進めている浦和に期待をしていたのですが…。
後半
入りから、神戸に2本のシュートを立て続けに打たれました。
前半はシュート1本に抑えたにもかかわらず…。
その直後の51分、FKを決められ1-1に…。
この失点で、川崎フロンターレには後がなくなりました。
その後、川崎は攻撃でゴールポストに嫌われることがあり、逆にオフサイドに助けられることもあり…。
神戸さんは今年の前半戦は不調でしたが、ACLに出場したクラブ同士の見応えのある試合になりました。
80分、小林悠選手が貰ったFKのチャンス。
「脇坂選手を下げたのが痛いなぁ」と思っていたところ、VARチェックによりPKにジャッジが変更…。
84分
相手GKにコースを読まれましたが、家長選手が決めました。
ロスタイムに入り、最後の神戸のCK…
川崎がボールをクリアして、プレー途中でホイッスルが吹かれたように見え、「PKか???」と思いましたら試合終了でした。
1点リードしてからは見ていて怖くて怖くて…。
等々力の神様はちゃんと見守ってくれました。
この勝利で、J1リーグ優勝の行方は最終節まで持ち越されました。
昨日の守備陣では、車屋選手が輝いていたと思います。
31分、神戸・酒井高徳選手の左サイドからゴール前へのクロスをクリア…。
車屋選手がボールに触ることができていなかったら、背後にいた神戸の選手が得点を決めていたでしょう。
そして、64分、神戸・大崎選手のゴール真正面からのシュートを体でブロック…。
はっきり言って、危なかったです。
気持ちの入ったプレーでチームを救ってくれました。
リードするまで、「1-1で終わるのかなぁ」と諦めではないのですが、「そうなったとしても、現実を受け止めよう」と考えていました。
そんなところからの勝利ですから、喜びはひとしおです。
前半最初の神戸さんはミスも多くプレスも無く、そんなに強さを感じませんでした。
しかし、後半の最初にFKで得点したところあたりからエンジンがかかり、「やっぱり、強いなぁ」と感じました。
その強さを、次節のマリノス戦にぶつけていただきたいです。
ただ、マリノスさんも大量得点で勢いがついたように思います。
神戸・吉田監督がお話ししていましたが、「自分たちのホームで、優勝を決められたくない」でしょう。
川崎は2005年にガンバにそれをやられ、悔しい思いをしました。
ぜひ、勝ってください!
それにしても、来週もこのようなドキドキ感を味わうのかぁ…。
幸せなことではありますが、メンタルが持つかなぁ(苦笑)。
鬼木フロンターレの奇跡を信じています。