昨日の川崎エリアは、梅雨明けしたかのような快晴と言いますか、真夏そのものでした。
一方、川崎フロンターレの攻撃は、まだまだ梅雨真っ最中のようです。




川崎 1-1 磐田




勝ってモヤモヤ感を水に流したかったですが、モヤモヤ感が増したような(苦笑)。



先発メンバーは、良かったと思います。
知念選手はケガをしたのでしょうか、その点は心配です。

ジェジエウ選手は、「ジェジエウお帰りTシャツ」がすでに販売されましたが、全体練習にようやく参加した模様です。
私、ジェジエウ選手は好きなので期待しています。
Tシャツはデザインが良ければ買ったと思いますが、残念ながら見送りました。
選手のケガからの復帰でグッズが販売されるのって、もしかすると初めてかな?



前半

キックオフから攻撃がうまくいきましたが、大島選手の効果ですかね。
狭いスペースでも縦にガツンとグラウンダーでパスを入れます。
相手選手の注意が真ん中に集中し、川崎の両サイドが窮屈になることなく攻めることができていたように思います。

途中、谷口選手のケガの手当時間および飲水タイムで、磐田の選手は頭と体を落ち着かせることができたのでしょうね。
その後は、川崎が守備に追われる時間が徐々に長くなりました。


33分の得点は、谷口選手からの浮かせたボールを山根選手がコントロールしてネットを揺らしました。
天皇杯で不在だった日本代表の両選手で得点したのは、何とも皮肉です。

話しはズレますが、このゴールの数分後の攻撃時、山根選手のパスが相手選手にカットされるシーンがありました。
解説の福田さんも褒めていましたが、そこからのプレーの切替えが見事でした。
サッカー少年たちは見習うべきでしょうね。

いまフロントにいるかつて活躍した某選手は、ミスをした後、悔しがる時間が長かったのなんの…。
「早く切り替えろよ!」とゴール裏で何度も叫んだ記憶あり(笑)。


前半終了間際の左SB橘田選手から、CF小林選手へのクロスのシーン…あれは、橘田選手には酷だったように思います。
小林選手が動き直したためにタイミングが合いませんでした。

左SBで2試合目の橘田選手にそこまで求めるかと…。
そういったプレーができて初めてレギュラーたり得るのでしょうけどね。
タラレバですが、決まっていれば…。

川崎としては、前半のうちにもう1点獲って、相手を戦意喪失させたかったですね。



後半

後半開始から10分で、チャナティップ選手にビッグチャンスが!
相手ゴールキーパーと1対1になり、左足で蹴ったシュートはゴールの枠から外方向への回転がかかり、右ゴールポストに嫌われました…残念。

同様にタラレバですが、決まっていれば…。


その後、川崎は攻撃が機能しません。
「こういう時にこそ、セットプレーで得点できれば」と何度も思ったのですけど…。


82分、「選手から交替の要求があった」ということでベンチに下がったのが、山根選手と小林悠選手。
山根選手にアクシデントみたいです。
ちょっと心配なんですけど…。


85分、コーナーキックから失点。
あれは止められないでしょう。
「もう一回やってみて」と言われても出来ないであろう見事なプレーでした。

88分、ジャーメイン良選手のヘディングで「終わった」と天を仰ぎましたが、ゴールポストが救ってくれました。

等々力の神様は、まだ味方してくれていたようです。
この時間帯でのこのシーンを考えると、勝点1を拾わせてもらったのかもしれませんね。
 

 

80分以降あたりから…
磐田はシンプルにクロスを放り込みます。
川崎の攻撃は、家長選手がボールの上に足を置き、受け手を探すといういつものシーンが目立ちました。
私は磐田のように早めにボールを放り込んで、自分達でチャンスを創り出すアクションを増やしても良かったと思います。

スタイルの違いと言われると、それまでですけど…。



前半の飲水タイムまでの出来栄えだと、「今日も、もしかして大量得点か?」と期待したのですが、時計の針が進むにつれて攻撃が手詰まり状態になりました。
1失点は仕方ないですが、2得点できる攻撃力がないところが最大の問題でしょう。

 

前節の札幌戦で、その点は改善されたと今後に大きな期待が膨らみました。

試合内容は、中断期間前に戻ったような感じさえします。



この試合前にすでに勝利していた横浜FMは、4位・柏に4-0。
1点取れば、その後も追加点を重ねる力があるのでしょう。

川崎にもそんな雰囲気が、ゲーム開始当初にはありました。
この得点力の差と言いますか、ゲームの持って行き方の差が、いまの勝点差にあらわれているのでしょう。

そりにしても、よく勝点差3でいるなとも思いますが…。
そして、サンフレッチェ広島の足音がはっきり聞こえ始めました。