昨日、東地区のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグの全日程が終了しました。
お疲れ様でした。



日本から出場したクラブで、グループリーグ突破を決めたのが、横浜F・マリノス、浦和レッズ、ヴィッセル神戸(Jリーグの順位順)です。
突破おめでとうございます。
そして、この先の戦いで一つでも先に進めるよう、頑張っていただきたいです。

と言いつつ、日本勢同士の対戦もあり勿体ないですが、一つはベスト8へ進める訳で…。

残念なことに、川崎フロンターレだけがグループリーグを突破することができませんでした。



終わったことなので、結果については仕方がないと思っています。
そして、サバサバとしています。

しかしながら、負け犬の遠吠えになるのですけど、あえて何点か申し上げたいです。

まずは、川崎フロンターレが属したグループIについてです。


1 使用スタジアムについて

地元クラブであるマレーシアのジョホール・ダルル・タクジムは6試合すべて、自分たちのホームスタジアム(スルタンイブラヒム)を使用しました。
このスタジアムは、見た目に芝が綺麗です。
グラウンダーのボールでも、きちんと転がります…当たり前なのですけど。

毎日開催されるもう一つの試合は、別のスタジアム(ハジハッサンユヌス)での開催でした。
俗に言う、フランスW杯出場を決めた「ジョホールバルの歓喜」の舞台になったスタジアムです。
ここは芝が凸凹で、ボールがバウンドすることさえあります。

芝の状態が良いスタジアムもあれば、そうでないスタジアムもあることはやむを得ないです。

申し上げたいのは、ジョホール・ダルル・タクジムだけが6試合すべて、自分たちが使い慣れて、しかも整備されたスタジアムを使ったことを疑問に思います。
すべてのクラブが公平・平等に、整備されたスルタンイブラヒムと凸凹の芝のハジハッサンユヌスを使うべきではなかったでしょうか。


2 試合の開催時刻について

ジョホール・ダルル・タクジムは最終節を除く5試合は、すべて現地時間22時キックオフでした。
最終節は同時刻開催のため、17時キックオフでした。


マレーシアの22時は湿度はかなり高いものの、気温は30度を少し切るぐらいです。
他の3クラブがジョホール・ダルル・タクジムと戦う時以外は、すべて現地時間17時キックオフでした。

申し上げました通り、最終節のみジョホール・ダルル・タクジムも17時キックオフでした。
曇っていなければ、まだ陽が出ており、気温は30度を超えていました。

この天候の差は、体力の消耗という点で差があると言っても過言でないと思います。

試合間のインターバルも微妙に、コンディションに影響を与えかねません。


これについても、早い時間帯と遅い時間帯を公平・平等に配置すべきではなかったでしょうか。


これらのことを、ジョホール・ダルル・タクジムというクラブが勝手に決めたわけでないでしょう。

AFC(アジアサッカー連盟)が、オーソライズしたのでしょう。
いずれにせよ、不公平・不平等感は否めません。



グループIに限らない全般のことについてです。

3 審判について

「あの判定はどうなの?」と言いたくなるジャッジが散見されました。
審判の資質やスキルによるものもあるでしょうが、グループリーグでもVARを導入すべきと思いました。


4 グループリーグ数について

4クラブ×4グループで運営されていたのが、昨年から4クラブ×5グループになりました。
これによって、2位通過で3クラブがリーグ突破でき、そのレギュレーションでややこしい計算が生じます。
ラウンド16がセントラル開催でなければ、首位通過でもホームゲーム開催できない場合もあります。


元の4クラブ×4グループで良いの方がわかりやすくて良いのではないでしょうか?
多くの国のクラブが参加して裾野を広げたいという思惑や放映権料などが絡むのでしょうけど。


5 中国のクラブの参戦について


「ゼロコロナ」政策の影響でしょうけど、昨年および今年のように選手層を落とした参戦に対して、何らかの措置がとられるべきではないでしょうか。
数年間(少なくとも2年間)、中国のクラブの参加を見送れば、4クラブ×4グループに戻すことも可能ではないでしょうか。

とりとめもないことを書きました。


グループIの使用スタジアムの問題は、大会が始まってから気付きました。
「いくら何でも、これはやりすぎだろう。ここまでやるか?」と思いましたよ(苦笑)。

誤解の無いように申しておきますが…

スタジアムや試合開始時刻がこのような運用だったから川崎フロンターレがグループリーグで敗退したとは思っていません。
実際、対蔚山では同じ条件で戦って1分1敗でしたから、諦めもついています。

本当に強いクラブであれば、どんな条件でも勝ち進むことができるでしょう。

ただ、不公平・不平等さについて、今後のために物申したいと思いました。


スポーツは出来る限り公平で平等な環境で行われてこそ、観ていて楽しいものだと思います。
私の目には、そこが失われているように映りました。

是正すべきもの、あるいは是正できるものは是正して欲しいと思います。


以上、負け犬の遠吠えでした。

この期に及んでみっともないとお思いかもしれません…失礼しました。