川崎フロンターレは、ACLグループリーグの通過を成し得ませんでした。
首位通過するための条件は、川崎が広州に勝利し、ジョホールvs蔚山が引分け。
つまり、川崎が勝利しても、ジョホールvs蔚山でどちらかが勝利すると、川崎の首位通過は無いという、言わば他力でした。
川崎が首位通過すれば、決勝トーナメントへ進むことができます。
川崎 1-0 広州
「棚から牡丹餅」を少しだけ期待していました。
昨日はゲン担ぎで、牡丹餅の代わりに草団子を食べたんですけど…。
やっぱり、牡丹餅の方が良かったかなぁ…。
川崎が前半14分に先制してからずっと、私の耳ではヒアリング不能の実況によるジョホールvs蔚山を観戦しました。
川崎vs広州のスタジアムとは違い、やっぱり芝が綺麗です。
ボールがバウンドせずにちゃんと転がりますから、サッカーになってるんですよね。
そして、勝てばグループリーグ突破ですから、戦いが熱い!
率直に、見ていて面白かったです。
前半終了時点で川崎1-0広州、ジョホール1-1蔚山。
このまま行けば、川崎が首位通過。
話しとして出来過ぎで、何か笑えました。
このまま行くわきゃない…。
後半が始まり、どちらの試合も得点が微動だにしない…。
「他力の試合って、緊張しないもんだなぁ」と思って、ずっとジョホールvs蔚山を見ていました。
ところが、82分ぐらいから「もしかして」と変な欲が出てきて、徐々にドキドキしてきました。
川崎が追いつかれやしないか、そしてジョホールvs蔚山がこのまま引分けで終わってくれないか…。
ジョホールも蔚山もロスタイムに入るまでは、疲れのせいだと思うのですが、パスにしろ何にしろ精度が低く、試合は引分けのまま終わるのではないかと思いました。
ところが、ロスタイムに入ると互いの猛攻が始まり、お互いのシュートがゴールポストに弾かれたりと、ヒヤヒヤする場面が…。
蔚山ゴールキーパーの好セーブもありました。
このロスタイムの時点で、川崎の勝利を確認しました(オフィシャルHPにて)。
このまま行けば、川崎がまさかの首位通過で、決勝トーナメントへ…。
残されたラストワンプレーは、ジョホールのゴールキーパーからのフィードのみになりました。
このプレーからの一連の繋がりで、最後の最後に蔚山の選手によるオウンゴールでゲームセット。
オウンゴールの直前のプレーですが、蔚山のゴールキーパーはハイボールに対して、川崎との初戦と同じくパンチングで逃げました。
蔚山のゴールキーパーとしては、キャッチには行けない微妙なボールだったのでしょうね。
もしもキャッチできていたら、引分けでゲームセットだったと思います。
そして、この時点で、川崎の首位通過は無くなりました。
得点差は別として、川崎はきっちり勝ったんですけどね。
ガッカリした気持ちと、「何でこうなるんだろう」という笑える気持ち(←不謹慎でゴメンナサイ)とが交錯し、何とも言えない気分でした。
これがサッカーにおける同時刻開催の面白さなんでしょうけどね…。
明智光秀が織田信長を倒した後のことを「三日天下」と言いますが、川崎は「1分天下」ぐらいでした(苦笑)。
それにしても、ACLにおける川崎フロンターレは数年来、運が無さすぎ…。
運ではなく、これが実力なのですね。
その後の他グループの結果で、2位通過の可能性もなくなり、今シーズンの川崎フロンターレのACLの戦いは終わりました。
この悔しさを、来年再びACLにチャレンジするための国内での試合の糧にしましょう。
本当に、お疲れ様でした。
個人的には、第5節の蔚山戦に勝てなかったところで覚悟していましたから、気持ちはサバサバしています。
ACLを運営するAFCに対して言いたいことは、山ほどありますが(笑)。
最後となりますが…
グループリーグを突破した国内勢のクラブは、一つでも先に進めるよう頑張ってください。
マリノスさんも、今日は首位通過を絶対決めてください。
期待しています。