勝てば、グループリーグ首位へ王手をかけることができた昨日の蔚山戦…



川崎 2-3 蔚山



ACLの戦いで、川崎はまたもや蔚山の壁を打ち破ることができませんでした。



選手達は、最後まで諦めずに頑張りました。
「勝ちたい」「勝たなければ」という思いが、画面を通して痛いほど分かりました。
いまは「お疲れ様でした」という言葉をかけたいです。



失点は、相手外国人の個の力にやられました。
どの失点をとっても、見事でしたよ。

3失点目なんて、一人の選手に川崎守備陣が翻弄されました。

2失点目はちょっと勿体なかったですが、きっちりゴールを決めるところはさすがでした。




一方の川崎は、パスサッカーで劣勢を跳ね返そうとするも、やはりピッチコンディションの影響がありましたかね。
ピッチが荒れているなりにも、よく繋いでいたとは思うんですけどね。

ただ、強い蔚山相手に荒れたピッチでは、前節のような川崎フロンターレらしい「崩し」はできませんでした。

 

荒れたピッチであれば、個の力による打開か、空中戦のどちらかになることが多いと思います。

前者が蔚山のサッカー、後者が川崎のサッカーで、昨日の試合に限って言えば、前者のサッカーが上回りました。

もちろん、それだけでは語り尽くせない戦いが90分間にありました。

 

課題と申しますか、リーグ戦を含めた今シーズン、川崎が負けるときは、短い時間の中で複数失点することが多いのではと思います。

この試合も、6分間で2失点…。

立続けの失点だと、その直後、選手達はなかなか上を向けないですよね。




川崎の得点に目を転じますと…

40分の1点目
谷口選手が浮かせたボールをマルシーニョ選手へ送り、そのマルシーニョ選手が頭で折り返し、レアンドロ ダミアン選手が決めました。
ピッチコンディションが悪いなら、ボールを地面につけずに得点すればいいんだと言わんがばかりの見事な攻撃でした。

90+2分の2点目
ボールをゴール前に放り込めば何かが起こるかもしれないという典型的な得点でした。



悔やまれるのは…


7分、最終ラインの相手のパスミスから奪ったボールを、相手ゴールキーパーと1対1になりながらも、レアンドロ ダミアン選手が決められなかったシーン。


22分、マルシーニョ選手のシュートを相手ゴールキーパーが至近距離にもかかわらずセーブしたシーン。

この2つのシーンで、川崎にはツキがないというか、モッてないなぁと感じました。

前節では、早い時間帯でFKを脇坂選手が決めて、選手達が「今日は行けるぞ」という自信を持ったと思うんですよね。
昨日の7分のプレーは形は違いますけど、それとは真逆のスタートとなったのではないでしょうか。
誤解のないように申し上げておきますが、個人を責めているのではないので念のため…。



鬼木監督以下スタッフは最大限の知恵を絞り、選手達も疲れている中でやれることをやって負けたのですから仕方がないです。
相手が一枚も二枚も上だったのだと言わざるを得ません。
繰り返しになりますが、失点したシーンはどれ一つとっても個の力が見事でしたよ。



最終節で川崎が勝って、ジョホールと蔚山が引分ければ、まだ可能性があるのかな?
過剰な期待はしないようにしておきます(苦笑)。



最後になりますが…
試合開始から最後まで、チャントで選手達を勇気づけていた現地参戦のサポーターの皆さん、本当にお疲れ様でした。
画面越しに、戦っているのは選手だけではなく、サポーターも戦っているんだということが十分に伝わってきました。

くれぐれも、新型コロナにはお気をつけて…。
 

 

そして、残り1試合、頑張りましょう。